第15回全日本大学フットサル大会の2日目に神戸大フットサル部FORCA×GUERREILLAが登場しチーム初戦の準々決勝で北大フットサル部ESPERANZAと対戦し、3-4で敗退。神戸大の9年ぶりの優勝の夢はついえた。その後、同大会での敗退チーム同士で戦う敗者戦に出場し北九州市立大学を6-4で撃破した。<長谷川雅也。綿貫由希>
写真(2)円陣を組む神戸大フットサル部の画
両チーム一進一退の攻防の中、試合を動かしたのは北大。前半5分に北大の15番中川が得点を決め、神戸大は追う形となった。だが神戸大もその後反撃を開始。まず前半14分に3番岡本が相手選手をかわして、ゴレイロ(サッカーでいうゴールキーパーの役割)1番高橋の頭上を貫く華麗な同点弾を決める。さらに前半19分、19番山岸が相手ゴレイロを引きつけ、28番重定がゴールを決め、神戸大は2-1の状態で前半を終えた。
写真(3)(3番岡本の強烈なシュートがネットを揺らした)
写真(4)(19番山岸と28番重定の鮮やかな連携で無人となったゴールにシュートを決めた)
神戸大リードで迎えた後半は、北大の堅い守備に苦戦する。北大は守備で流れを作り、カウンターからのミドルシュートなど、一気に2得点を重ねた。しかし神戸大も負けじと後半12分、サイドからのパスを受けた99番山上が渾身のスライディングシュートを決め3-3の同点とした。
(写真5)(99番山上の積極的プレーで同点に)
しかし残り時間わずかとなった後半17分、北大キャプテンの17番夘都木がコーナーからのシュートを決め、これが決定打となり3-4で神戸大は敗退した。
試合後、東山亮介主将(4年)は、「悔しい、初戦の難しさを痛感した。序盤から少し浮き足立っていたところを、先に一勝してきている相手の勢いに圧倒された。」とコメント。試合中のチームの雰囲気については「2点目を先取した後のハーフタイムの過ごし方は悪くなかったが、後半に逆転を許した後のチームの雰囲気は今までに勝ってきた試合の時とは異なり全体に焦りがあった。」と振り返る。
「今年の神戸大は強いと言われてきたが初戦で負けてしまった。主力メンバーは大きく変わるが、練習を重ねて来年こそは雪辱を果たしてほしい。」と後輩にメッセージを送った。
来年に繋げるという言葉通り、神戸大はその後に行われた北九州市立大学フットサル部との「敗者戦」に6-4で勝利。優勝は叶わなかったが神戸大フットサル部は全国大会に爪痕を残した。
試合結果
準々決勝: 神戸大 3-4 北大
敗者戦: 神戸大 6-4 北九州市立大
了