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神戸大の松本直太さん7位 全日本学生囲碁十傑戦

2021-11-28 23:59:00 | ニュース
 第57回全日本学生囲碁十傑戦(朝日新聞社、全日本学生囲碁連盟主催)が11月27、28日、東京・市ケ谷の日本棋院で行われ、32選手中、神戸大4年の松本直太さんが7位に入賞した。優勝は東大1年の川口飛翔(つばさ)さん。

 コロナ禍で2020年は中止されたため、2年ぶりの開催となった今回の学生十傑戦には各地区代表ら32選手が出場。川口さんは1年生ながら、世界アマ選手権日本代表、アマ名人戦準優勝の実績を持つ実力者。準決勝で元アマ名人で前回大会覇者の東京理大4年、栗田佳樹さんを倒した川口さんが、決勝でも東北大2年の五十嵐成也さんを破った。

 9月の学生本因坊戦、11月の学生十傑戦のあとの学生囲碁大会は、12月5日に第20回全日本学生囲碁王座戦のインターネット本戦、12月21日、22日にリアル本戦。12月23日~26日に第64回全日本大学囲碁選手権が行われる。

●第57回全日本学生囲碁十傑戦
優 勝 川口飛翔(東大1年)
2 位 五十嵐成也(東北大2年)
3 位 栗田佳樹(東京理大4年)
4 位 岩井温子(京大2年)
5 位 林朋哉(東大2年)
6 位 水精次元(立命4年)
7 位 松本直太(神戸大4年)
8 位 星野開(東大2年)
9 位 中島光貴(慶応大4年)
10位 尾崎達郎(大府大4年)
<2021年11月27、28日、東京・市ケ谷 日本棋院>

▼全日本学生囲碁連盟ホームページ= https://zennihongakusei15renmei.com



『経営学の開拓者たち』 出版記念シンポ行われる

2021-11-28 23:08:45 | ニュース
 今春、『経営学の開拓者たち〜神戸大学経営学部の軌跡と挑戦』(中央経済社刊、2970円税込、四六判・272ページ)が出版されたことを記念したシンポジウムが11月28日、新神戸のANAクラウンプラザホテル神戸で開催された。会場では、卒業生や教員らが神戸大経営学部が日本で初めての経営学部としてスタートした経緯や、MBAなど現在の研究活動の現状についての発表やパネルディスカッションに耳を傾けた。 <OB取材班>


(写真:上林教授のコーディネイトで行われたパネルディスカッション。壇上は、左から平野光俊名誉教授、服部泰宏准教授、平野恭平准教授、加護野忠男名誉教授)

 『経営学の開拓者たち』は、中央経済社から今年4月に出版された。全国に先駆けて創設された神戸大学経営学部の歴史をたどり、これからの経営学のありようを考える単行本(https://www.biz-book.jp/isbn/978-4-502-37751-8)。2019年の学部創設70年を記念して出版が企画され、同学部の教員や関係者ら27人が執筆にあたった。

 この出版記念シンポは神戸大大学院経営学研究科・経営学部の主催で行われた。手指消毒やアクリル板の設置など新型コロナ感染対策が行われた会場で、まず南知惠子・学部長が、本学経営学部は教員55人を擁する経営学の国内最大の研究拠点だとあいさつ。
 続いて、加護野忠男名誉教授が、「神戸と幸福経営の歴史」と題して基調講演を行った。武藤山治が支配人として運営にあたった鐘紡の兵庫工場や、出光佐三の経営、従業員の福利を大切にする兼松の方針、フェリシモの「ともにしあわせになるしあわせ」の方針などを例にしながら、神戸は幸福経営の観点では先進的な地であったと説いた。
 かわって、1983年卒業の住田功一・元NHKアナウンサーが、「私が経営学部の学生だったこと」と題して、大学がレジャーランド化したと揶揄された、大学紛争から10年後の1979年から1983年にかけての在学時代の思い出を語った。


(写真:あいさつに立った南知惠子・学部長。 2021年11月28日午後、神戸市中央区北野町のANAクラウンプラザホテル神戸で)

 「日本初の経営学部の誕生と平井泰太郎博士」をテーマに登壇した平野恭平准教授は、経営学部の歴史を振り返った。
 戦時中から「経営学科」を前面に出していた同学部は、学部設立時に、経営学部か商学部かで名称を争ったことはなかったが、経済学部に包含するか、独立させるかについては議論があったと解説。附属図書館蔵書の平井泰太郎著「経営学入門」に、当時の学生たちによる学部創設時の応援や批判のコメントが落書きとして残っているのが近年発見されたことからも、当時の議論がうかがえると紹介した。
 このあと、「経営学者の育成と神戸大学」と題して服部泰宏准教授が、1980年代末以降の社会人MBAプログラムの開始や、大学院重点化施策とともに、神戸大が若手の経営学研究者を多く輩出している状況と課題を発表。
大手前大学副学長の平野光俊名誉教授が「神戸大学のMBA教育:その創設、展開、現代的意義」と題して登壇。神戸大のMBAが「学び直しと学びほぐしの場」として、関西の企業の協力などを得ながら、柔軟な方針で30余年の間に発展を遂げてきた過程を報告した。

 最後に、上林憲雄教授のコーディネイトで、「これからの経営学研究・教育の在り方を考える」というパネルディスカッションが行われた。
 加護野名誉教授は、学部教育を充実させるにはどういう考えがあるかと問いかけたのに対し、平野名誉教授は、「実践と研究に加え、学んだことを、自分の人生にどう生かすかを考えるキャリア教育が大切だ」と述べた。服部准教授は、「MBA、院生、学部生を相互につなぐことにも可能性があるのでは」と発言。
 平野准教授は、「神戸大は、これまでの歴史の中でも、学生と教員の距離が近いと感じた。少人数ゼミを大切にして、その距離の近さを保つことができるのではないか」と提案した。

(写真下:2019年の学部創設70年を記念して企画された、中央経済社刊『経営学の開拓者たち〜神戸大学経営学部の軌跡と挑戦』)


(画像下:「経営学の開拓者たち 出版記念シンポジウム」のリーフレット)




第4Qの授業形態を一部学部が発表 3Qに比べて対面中心の傾向

2021-11-28 19:25:36 | ニュース
 神戸大では、12月2日から第4Qの授業が開始される。一部の学部は、すでに授業形態を発表している。第3Qは、原則遠隔授業としていた工学部も、「十分な感染予防対策を講じた上で、可能な範囲で対面授業を実施する」と発表しており、大学の方針は3Q開始時から変わっていないが、大学全体で対面授業が多く行われる見通しだ。<島袋舜也>


(画像:神戸大HPスクリーンショット)
 
 これまで発表されている各学部の授業形態には以下の通り。
(各学部HPで、第4Qの授業形態について発表済の学部のみ掲載。発表され次第随時更新。)

▽経済学部
中小規模(大学院の授業やゼミ、学部の研究指導やプログラム授業など)は原則として対面で実施。大規模授業についても対面で実施する科目がある。第4Qの定期試験は、授業実施に関わらず、原則対面で実施する。(11月22日発表)

●経済学部HP=http://www.econ.kobe-u.ac.jp/R3q4jugyou%20_teikisiken_1122.pdf

▽経営学部
 授業ごとに形態を発表しており、約半数の授業は対面で行われる。

●経営学部HP=https://b.kobe-u.ac.jp/ugrad_files/2021kouki_jyugyouhouhou-5.pdf

▽工学部
「十分な感染予防対策を講じた上で、可能な範囲で対面授業を実施する」と発表。(11月15日発表)

●工学部HP=http://www.eng.kobe-u.ac.jp/eng-ofc/kym/timetable/20211115student.pdf


▽海洋政策科学部1年
第4Qの午後の授業(3時限目以降)を対面授業に変更。それに伴い、昼休みを30分延長し、3時限目が13時50分となり、授業開始時間を30分繰り下げ。(11月11日発表)

●海洋政策科学部HP=https://www.ocean.kobe-u.ac.jp/news/2021/20211111.html

▽海事科学部 
基本的に11月以降の授業は基本的に対面形式で行う。また、午後の授業(3時限目以降)から授業開始時間が30分繰り下げ。(10月26日発表)

●海事科学部HP=http://www.maritime.kobe-u.ac.jp/news/2021/20211026.html

以上。