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六甲祭2021 オンラインで41企画を発信

2021-11-15 15:45:22 | ニュース
 11月13日と14日に、第42回六甲祭が開催された。昨年度に引き続き、今年度も新型コロナウイルスの影響で、例年行われている六甲台キャンパスでの対面開催は中止され、オンライン開催となり、41企画が実施された。六甲祭のコンテスト企画「THE Campus KOBE」は、六甲祭直前にファイナルイベントの開催中止及びグランプリや順位の発表中止が発表された。<島袋舜也・本多真幸>


(画像:2021年度六甲祭公式サイト スクリーンショット)

 11月13日と14日に、第42回六甲祭が開催された。
 今年度の六甲祭は対面開催は中止され、昨年に引き続きオンライン開催となったが、課外活動団体などから企画を募り、各団体が作成したウェブサイトや動画のURLを六甲祭のHPに掲載する形で本格的にオンライン開催された。
 六甲祭お笑いライブは有観客とライブ配信の併用で開催されたが、その他の企画は各団体が作成したウェブサイトや動画のURLを六甲祭のHPに掲載する形で開催された。
 オンデマンド企画は六甲祭終了後も、六甲祭公式HPから視聴することができる。

▼関連記事=「六甲祭今年は多彩に 11月13日(土)14日(日)にオンラインで41企画 」

 今年度の六甲祭お笑いライブは、六甲祭初日の13日に、在学中の神戸大生限定の現地観覧とライブ配信を併用して、六甲台講堂で開催された。
ライブの出演者は当初、「スーパーマラドーナ」と神戸大出身コンビの「ネイビーズアフロ」の2組と発表されていたが、「ネイビーズアフロ」のはじりさんの新型コロナウイルス感染及びみながわさんの濃厚接触者認定のため、「スーパーマラドーナ」と「吉田たち」に変更となった。

 双子コンビである「吉田たち」は、双子ならではの息の合った漫才を披露した。ネタ終わりのトークでは、ライブ当日が「吉田たち」の誕生日であったため、観客たちから祝福の拍手が巻き起こった。
 続く、M-1ファイナリスト経験者の「スーパーマラドーナ」は、ベテランの掛け合いを見せた。また、ネタ終わりのサイン抽選会も盛り上げ、ツッコミの武智さんが今年のM-1について熱く語った。

 今年度の六甲祭お笑いライブは、座席は間隔を空けて配置され、観客に歓声なども控えるようアナウンスされた。また、漫才マイクはネタが終わるごとに消毒され、出演者と六甲祭実行委員会の司会とのトークの場面ではマスクを着用するなど、感染対策が徹底されていた。

 また、毎年恒例の講演会も六甲祭2日目の14日に、オンラインで開催され、六甲台講堂から生配信された。今年の講演者は海事科学部に在学する現役の神戸大生であり、ぼっち系Youtuberとして人気を集めているパーカーさん。
 パーカーさんは、自身がYouTube配信を始めたきっかけや、人気になった後の変化などについて話した。
 パーカーさんは、「周囲と比べてほとんど単位が取れていない、相談する友人がいない、他大学の編入試験に落ちるなどと、人生がどん底だった時に、それをチャンスに変えられるYouTubeに出会えたのは幸運だった」と語った。
 また、自著を執筆するうえで、出版社の編集者に助けてもらったことを話したうえで、「いろんな人の力に頼ることが大事ということを勉強させてもらった」と述べた。

 六甲祭実行委員会が主催するこの講演会は、毎年有名人を招いて六甲台講堂で行われているもの。ライブ配信されたYouTube上では、およそ800人が同時視聴する人気ぶりで、視聴者からのコメントが絶えることはなかった。
 パーカーさんによる講演会は、11月20日(土)までアーカイブ配信される。

●男女混合のコンテスト「THE Campus KOBE」 ファイナルイベントは中止に

 六甲祭は、関西最大級の規模を誇る神戸大の学園祭。神戸大の六甲台キャンパスで、毎年11月中旬に開催され、約4万人の来場者数を誇る。2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大のため、六甲台キャンパスでの開催は中止となり、第10回を迎えていた「Ms.Campus KOBE」と、初開催の「神大ボーイズコンテスト」のみオンラインで開催された。
 今年度は、昨年度の2つのコンテストを統合して初めて男女混合のコンテスト「THE Campus KOBE」として開催。投票などが進められてきたが、ファイナリストと運営側のトラブルから、ファイナルイベント開催直前の11月9日になっての開催中止が決まった。グランプリや順位の発表も中止された。

▼関連記事「コンテストのファイナルイベント中止 六甲祭『THE Campus KOBE』」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/c3769178ad56db94a362944892fa2035


吹奏楽部 12月4日(土)神戸文化ホールで定演

2021-11-15 10:12:12 | ニュース
 神戸大学応援団総部吹奏楽部が、12月4日(土)に神戸文化ホールで第54回定期演奏会を開催する。入場料は無料だが、チケットの予約が必要。<佐藤ちひろ>

 
(画像:第54回定期演奏会のポスター)
 
 応援団総部吹奏楽部が、12月4日(土)に神戸文化ホール 大ホールで第54回定期演奏会を開催する。18:00開場、18:30開演。チケットは以下のサイトから入手できる(無料)。チケットの締め切りは11月26日(金)23:59。

https://kuwo-git.github.io/ticket/rc54th/official.html
 
 部長の土屋祥仁さん(工・3)は、「この度神戸大学応援団総部吹奏楽部が第54回定期演奏会開催を迎えるにあたり、大変嬉しく思っております。
 今回の演奏会では、映画を彩る名曲やオリンピックをテーマにした曲など、皆様に馴染み深い曲目を用意しております。
今年度も数多くの制約を受けながらの活動でした。だからこそ、私たちがどれ程周りの人達に支えられながら活動していたのか、改めて見つめ直すことができました。
 演奏会ではそうした周りの人達へ、感謝の気持ちを込めながら精一杯演奏いたします。どうぞご来場ください。」と演奏会に向けてのメッセージを寄せた。
 
《神戸大学応援団総部吹奏楽部第54回定期演奏会》
●日時=2021年12月4日(土)。
●場所=神戸文化ホール 大ホール。
●アクセス=神戸市営地下鉄大倉山駅から徒歩1分、ハバーランド駅から徒歩12分。JR神戸駅から徒歩10分。阪急高速神戸駅から徒歩8分。[地図]
●入場料=無料(要予約)。
●主催=神戸大学応援団総部吹奏楽部。
●問い合わせ=HP: https://kobewind.jimdofree.com/
Twitter: @official_kuwo。 Instagrum: official_kuwo。
 

 
 
 

THE Campus KOBE中止 大学側がファイナルイベントの開催認めず

2021-11-15 02:08:13 | ニュース
 THE Campus KOBEは、11月9日に、「THE Campus KOBE 2021 ファイナルイベント開催中止のお知らせ」と題したツイートで、11月13日に行われる予定だったファイナルイベントの開催中止を発表した。それに伴って、THE Campus KOBEのグランプリや順位の発表も行わないという。(塚本光)



(画像:「THE Campus KOBE 2021 ファイナルイベント開催中止のお知らせ」)
 
 
 コンテストは、ファイナリストの一人が、8月6日、「コンテストを棄権する」とTwitterで表明したことから、9月2日までコンテストが中断する事態となった。そこで、運営統括は退任、出場者はコンテストに復帰したが、謝罪文や詳しい経緯がネット上に発表されるなど異例の展開となっていた。

●「運営の「不適切な対応」で一時中断 六甲祭THE Campus KOBE」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/aef928eef835ded18b9d7be72db2f14f


 エントリーNo.3のCさんは10月19日に、ファイナリストとしての活動を辞退したことが、THE Campus KOBEのTwitterで発表された。その後、CさんはTwitterアカウントを削除し、何も発信していなかったが、今回ニュースネットの取材に応じた。

 8月に棄権を撤回したことに関しては、「冤罪によるペナルティを免れたという意味では解決だったと思うし、私としては形だけだと思うけど、一応謝罪もされた」と当時について語った。
しかし、Cさんは、「根本的な運営の態度っていう点では解決してないって感じだった。『ファイナリストに寄り添う』っていうより、『何としてもコンテストをやり切りたい、批判されたくない』みたいな感じが強かった」と続けて、運営に対して感じていた問題点を語った。
 Cさんは9月上旬に、学生支援課に相談し、学生支援課から運営に自分の辞退を認めるようにお願いしてもらうことを頼んだ。その後は、運営とのやりとりを学生支援課に仲介してもらい、Cさんのファイナリスト辞退の発表に繋がった。また、Cさんは学生支援課に「(THE Campus KOBEを)中止にしてほしい」とお願いしたが、それ以降Cさんに対して、特に中止の連絡などはなかった。

 しかし、エントリーNo.4のDさんも、後述の文章の中で経緯について、「運営の方々の不適切を疑われる行為に関しまして、運営の方にメール等でご意見を述べられた方がおり、その様なご意見を尊重した為、また、そのようなー連の出来事があったことにより、コンテストのファイナルステージを開催することを大学学務が認めなかったため中止する運びとなりました」と書いており、Cさんの言葉がきっかけになったのかは不明だが、大学側の動きで、THE Campus KOBEのファイナルイベントの開催を認めなかったのは間違いないようだ。

 運営側が中止を発表した際に掲載された文書内では、「大学当局と協議の結果、中止することと致しました。」と書かれている。

 そこで、学生支援課にも取材したところ、大学側が六甲祭にどのようにして関わっているかという仕組みについては、「(現在課外活動団体が活動申請を出したときと同様に、)六甲祭実行委員会から提出された企画書を課外活動小委員会で審議しており、問題等が生じた場合は協議している」と答えたが、その他の質問に関しては、答えがもらえなかった。

 THE Campus KOBEのファイナルイベント開催中止やグランプリが発表されないことに対して、その他のファイナリストの反応は様々だった。
 エントリーNo.1のAさん(仮名)は、開催中止の発表以降Twitterを更新していない。
 エントリーNo.2のBさんについては、発表当日に、「今まで応援・投票していただいた皆様、本当にありがとうございます。中止となったのは残念ではありますが、これからも発信を続けます」とツイートしており、その後もSNSの更新を続けている。
 エントリーNo.4のDさんは、経緯や想いを書いた文章を画像でTwitterに掲載した。文章中には、「先日夢を叶えるための新しい挑戦の場所が決まりました為、今後はそちらでの学び等を発信していきたいと思っております。」「皆様の暖かい応援やコメントによりここまで活動することができ、これだけ応援していただいた自分なのだからという自信を胸に、前を向いて再び歩み出すことができています」と、前向きなコメントを残した。
 エントリーNo.5のEさんも、「TCKについての自分の想いと応援してくださった皆様への感謝の気持ちをまとめました」と題して、想いを綴った文章を画像でTwitterに掲載した。そこでは、「神戸にはたくさんいいところがあるのにそれをまだ伝えきれていない」ということを強く感じたと書かれており、「もし何処かで出会った際にはコンテスト中止になったファイナリストだ!と笑って話しかけてもらえると私も嬉しいです。」と、明るく締めた。

 今回の件に関して、ニュースネットが質問を文書で投げかけると、六甲祭実行委員会は「現在、回答することができません」と返答した。
その理由として、「当委員会といたしましても事態の整理・反省の機会を設ける必要があり、話がまとまる以前の情報を外部に小出しにするのを避けたい思いがある」とし、また「記事が公開されることによりファイナリストや個人に対する過度な誹謗中傷に繋がる可能性があるため」と述べた。また、「説明責任があることは重々承知しており、事態に収拾がつき次第ご説明をさせていただきたい」とした。

 また、THE Campus KOBEにも質問をしたが、記事執筆時点(11月14日午後11時)で、返答は得られていない。

【おことわり】
公開時は記事中に各ファイナリストの名前を掲載しておりましたが、要望があったため、プライバシー保護の目的で仮名とさせていただきます。(2023年4月9日22時30分編集部)