みゅうの細腕繁盛記

コブクロ、馬場さん、ナオトが大好き♪これからの人生、更に楽しく生きたいと願います。初めての方のコメント大歓迎です!!

素敵な一日

2007年09月23日 | 仕事
昨日は、2階の大切なお客様の結婚式だった。

2階の店・・・主人がサラリーマンを辞めて、実家に帰り家屋の一部を改装してオープンしたもの。
あれから、26年。
私と結婚して今年で25年。
その中、店で結ばれたカップルもたぶん同じ数くらい。
26組はいるだろう。
そのうち2回は、若くして私達夫婦が仲人もさせて頂いた。
披露宴に招待される時、大抵は主人が代表して出席する。

だが、今回は主人ではなく、私に招待状が届いた。
送り主は、ウチのお客様で、6年近い付き合いのある女性からだった。
彼女は30代後半に差しかかっていた。
私は、彼女を何としてもウチの店からお嫁に出したかった。
だけど、今回それは叶わなかった。
彼女は自分の趣味の仲間と結ばれた。
今日までの長い付き合いの中、当然、ウチの店の中でも彼女の恋愛はあった。
しかし、どれも結婚には結びつかなかった。

彼女と私は10歳ほど年令が離れている。
私達の間には、客と店の人間の関係を超えて、親子?姉妹?女友達・・・そんな
仲が構築されていた。
ひとつの恋が破れた・・・・そんな夜は朝方まで彼女の涙に付き合った。
去年は一緒にサンマリにコブクロを観に行った

何年かぶりに招待される披露宴は、さまざまな演出がほどこされていた。
受け付けまでの間、ウエイティングルームに通され自由に飲み物が頼める。
そして、受け付け終了後、広場に出ると、バルーンを一杯持った新郎新婦。
2人から招待客に一つ一つバルーンが手渡され、皆が揃ったところで掛け声と
共にバルーンを一斉に空へと放つ。
空一面に広がっていく色とりどりのバルーン。
2人の幸せな未来を連想させた。

白いウエディングドレスに包まれた彼女は、いつもに増して美しく輝いていた。
初めてお会いする新郎。素朴そうで、誠実な性格が滲み出ている。
私は自分のことのように幸せな気分に浸った。

そして、披露宴の始まり。
沢山の余興があり、楽しい時間が過ぎていく。
新郎側の友達が唄った曲はコブクロの「永遠にともに」
新婦側の友達は小田和正の「こころ」
どちらも胸に響き、熱いものが込み上げる。
お料理も素敵で、目と舌を楽しませてくれた。
素敵な時間は時を刻むのが早い。
いよいよ、エンディングが近づいていた。
昔なら、キャンドルサービス。
だが、今回はキャンドルリレーと言って、各テーブルから一人づつ代表して
自分のテーブルの前にある、薔薇の形の小さなキャンドルを持って、横並び
に整列する。端の一人のキャンドルに灯が灯される。
それを、お隣に、お隣に・・・と繋いでいく。
代表者は自分の席に戻り、次は自分のテーブルの人達が隣へ隣へと繋ぐ。
全員のキャンドルに灯が灯り、薄暗い会場が幻想的な空気に包まれる。
そして、新郎新婦、各々の代表が彼等のキャンドルに灯を点ける。

「新郎代表0000さん、新婦代表、いつもお世話になっている・・・・」
何とそこで、私の名前が呼ばれた。
「えっ!?」私は驚きを隠せない。そして、にくい演出をしてくれた彼女に
嬉しさで一杯の気持ちになった。
私は席を立ち、彼女の元に近づき「ありがとう。すごく綺麗よ」と囁いた。
私の灯が彼女のキャンドルに手渡され、全ての灯が灯った後、皆で掛け声と
ともに、一斉に灯を消した。
会場が連帯感に包まれていく。

その後、彼女からご両親への挨拶、両家を代表して彼のお父様のご挨拶。
最後は締めくくりで、彼の挨拶。
こうして披露宴は滞りなく終了した。

その間、私は各シーンで何度も目頭を熱くした。
本当に素晴らしい宴で、いつまでも余韻が残った。
最後、両家のご両親と新郎新婦の見送りを受け、会場を後にした。

彼女の人生・・・きっとこれから、色んなことが待ちうけているだろう。
だが、きっと2人で支え合っていくことだろう。
どうか、どうか幸せになって欲しい。

昨日は私にとっても素敵な1日となった。
ありがとう!感謝の気持ちで一杯だ。
人間関係・・・なんて素敵だろう。

ふと、蕾組のことを考えた。
今回は、本当に皆に支えられた。
皆がいなかったら、私はパソコンを開くことは、もうなかったかもしれない。
まだ、お会いしたこともない私達。
いつしか、友情で結ばれている。
なんて素敵!
私は、どんなことがあっても、やはり人との関わりを大切にしたい。
そして、信じることをやめない。
そう誓った。