そして翌日は浅草アミューズミュージアムへ・・・
民俗学者 田中忠三郎氏が半世紀に渡って青森の山農村を巡り歩き
収集したぼろ布たち。
雪国青森では綿花が育たないので、麻の繊維で布を織りました。
冬の寒さは過酷で、衣は食以上の死活問題、小さな布も大事な財産でした。
大切な布を少しでも長持ちさせるためにかけられた膨大な手間と時間。
一着の着物を何世代渡って着ることは当たり前で、綻びにはツギをあて刺子をして補強し、それでも使えなくな
た布は細く裂いて再び新しい布を織ったのです。
この展示はぜひたくさんの人に見ていただきたいな~
他の展示会と違うのは、全て手にとって触れるし試着までできる田中氏の心意気に脱帽です。
現代の私たちは、衣食住にも恵まれ感謝せねばなりません。
そして、この時代の人たちの「もったいない」精神を少しでも見習いたいと思います。
っと、このBORO、襤褸をみてさらに心が動いた私です。
アミューズミュージアム「美しいぼろ布展」