デザイナーとして、女性として、そして母として憧れている
杉浦和子さんの「襤褸展示とトークショー」が、関西では初めて阪神梅田本店で
開催されるので行ってきました~
会場に着くと、やっぱり和子様オーラが伝わります。
山形で田んぼの案山子が着てた襤褸を譲ってもらった、初めての襤褸だそうです。
これはほんの一部で田中忠三郎さんに次ぐ収集家だと思います。
そしてトークショー、耳ダンボの興味深い軽快なおはなしでした~
お話の中で実物の資料を回して見せてくださって、手に取って感じることが出来て懐の大きさを感じたね!
お繰りまわしで使い込まれた布は、最終的には裂き織となって再生されますが、
中には和紙も一緒に織り込むものもあるらしいです。
鯉のぼりの色を忠実に再現する、「手捺染」(てなぜん)という技法で蘇らせていました。
和子さんと私とは同い年だけど、このバイタリティーは頭が下がります
素晴らしい時間でした。ありがとう!
そして、同じイベント会場で、、、、見覚えのあるタペストリーが展示されてる
一週間前にネットで調べて、初めて鉄焙煎液を作ってみました。
錆びた釘と酢と水(1:1:1)を鍋で20分煮詰めて、1週間放置し濾過して容器に入れ保存します。
錆びた釘がなかったら錆びた金属でもOK!
私はこの金属の輪っかを使った。
柿渋染してあった蚊帳と帆布を鉄焙煎すると、サッーとグレーに変わる~
もう少し薄くてもよかったかな? 染める素材や分量で濃度が難しい~
これも何度も失敗して覚えるんやな。
日差しがきつかったので帽子に割烹着のシルエット~土偶みたいや
柿渋染の蚊帳に芭蕉布のハギレ、取っ手は山葡萄のバッグ かる~い!
ボタンはHiro Yamamoto作
今、玄関先の木蓮が満開です~外に出ると優しい香りが漂ってる
明日にも散ってしまいそうです~~ 早く誰か観てやってぇ~
リメイク教室の前にヨガ教室に通うノンコさん。
じゃ、そのまま来て家でランチしよ
アレ持ってくわ~てノンコさん。
体に優しいマクロビランチを、有る材料で作った・・・
誰かが来ないと一人の時は手抜きやし!
ジャーン~ まるで喜心のランチや~
大根ステーキ
ひじきと根菜煮
菜の花胡麻和え
玉ねぎ梅酢ドレッシングサラダ
豆腐とあおさ味噌汁
赤かぶ塩麹漬け
それとアレ!ノンコさん自慢の雑穀玄米ご飯です。
今月のテーマは「夜桜と月」のタペストリー
麻を墨染しアクリルペイントで月を描き、消しゴムハンコで桜をペッタンペッタン・・・
消しゴムハンコも落款も手作りしたよ~美映子作
生徒さんたちは、桜一つ一つ布でアップリケしてます~凄いね!
もうすぐ夜桜見物ができそうです
昨日、ツギハギしたハギレの酒袋でバッグ出来ました~
バックのバック
持ち手は革のハギレがあったので、これや!と使ったけどどうしても足りません~
前後、同じでないといけない観念を捨てて色を変えてみた。ええやん!
もう一つは楽チンサルエルパンツ。
これも随分前にオークションでポチッたこたつ敷き?らしきもの
布団側の5幅で4枚重ね、解いたら中からも布団布~これ使えるやん!儲けもんや~
ほどよくこなれた布は、サルエルとピンと来て横剥ぎに使った。
この布団側ももっと古くなったら、今度は裂織となって再生されて「繰りまわし」されるのでしょう。
昔の人のもったいない精神は見習いたいものです~
う~ん、日常重たい問題も抱えてるけど、 こうして布を触ってると布から元気もらいます!
布たちも甦って喜んでくれてると思うし、私も何とか活かそうと頭を使うので相乗効果やな。。
布の整理をしよう!と思い立ち~
箪笥、押し入れ、衣装ケース・・・ひっくり返してみた。
目に付いたのがこれ! ゴミじゃないよ・・・お宝
酒袋や角袋のハギレと酒袋の耳~
ハギレそのままの形で、繋いで剥いでみました~多分ビッグバッグになる予定。
はい、ぶ厚いところで何度も糸キレ、針折れやらかしました
そして、酒袋の耳もランダムに繋ぎますが、これがまた一苦労です
これも古いな~20年位前に消防の股引が沢山手に入り、縫い目がミシンでしっかり縫ってあったので
解かずに切り取った縫い代部分(こんなものよく残してたな!)
変色した蚊帳と麻は、柿渋染した。 今日も太陽に当てたかったのに雨・・・
再利用は本当に楽しい~リメイクの醍醐味やな
次回はこの廃物利用が何になってるかな~~
昨日、木蓮が咲きました~庭も色づいてきて、やっと春がやって来た。。
リメイク教室に感動したんじゃぁない
先日、町内の知人宅の江戸中期のお雛様の話をしたら、
教室の生徒さん、JINさんが「見たい!」
7名でお邪魔しました
ここは事務所兼ギャラリーで、広くてとても落ち着く場所です。
いつもwell comeボードに胸キュンになります
100年前の市松人形は着物がボロボロだったので、ご自分の19厄の晴れ着で作ったそうです
よいお顔のお人形です~
彼女にも古いものや廃物利用が上手い助っ人がいて、説明にほ~、へ~と感心しきり・・・
そして、昨年母屋にもお邪魔した時のレアものがこれ!
下糸のない手回しミシン??
下から見ると・・・かぎ針で編むような仕組み?
みんなが珍しいもの見れて喧しいくらい感動!してくれて、そして彼女もお雛様も喜んでくれてると・・・。
日本の古い行事を通じて、また新しい感動の出逢いを頂きましたね。。