先日香港スターのレオン・ライ(黎明)の映画を思い出して久々に見たくなったのだけど近所のレンタル屋さんはだいぶ中華系DVDを整理してしまい(きっとオンラインの方に回したのでしょう)見れないな~って思っていたら、借して下さる方がいて、この映画と再会しました。
原題は「堕落天使(Fallen Engels)」です。なんかすごいタイトル、ルシフェルみたいです。
この映画は二人の男性を中心にそれぞれの物語を並行して進みます。男性同士は全く接触がありません。
男性の一人は日本でもおなじみの金城武
イカレタ青年をてらいもなくなりきってます。
ハスキーな声の女の子(チャーリー・ヤン)が「金髪アレン」という女に彼氏を奪われたと嘆くのを一生懸命慰めます。
もう一人はレオン・ライ
殺し屋で女エージェントの指示に従いただ無感情に任務を遂行してゆきます。
私にとってこの映画はレオン・ライが印象強いです。
女エージェントとは顔をあわせずFAXでくる指示に従う。一方彼女はかれの生活を管理し生活の備品をそろえ、電車の窓から見える彼の部屋をそっと覗き見る
このエージェントを演じているのはミッシエル・リー
ミス香港にも選ばれ、「玉女」(完璧な美女)とも言われた美人さんですが、酷薄な表情を浮かばせてちょっとアブナイ女性を演じてます。さらに王家衛監督は容赦せずとんでもない演技もさせます。
この監督は役者さんにぎりぎりまで追い詰めた演技を要求する人のようです。この映画も出てくる登場人物は殆どクレイジーです。そこで突き抜けた演技で花開いた俳優さんもたくさんいます。
レオン・ライはでも、この監督の手中に入り込まなかった。レオン・ライのイメージを揺るがさず通してます。監督は歯ぎしりしたでしょう。
そんなレオン・ライがでもこの映画を味わい深い余韻をもたらしてくれたと思います。
殺し屋は少しずつ今の生活に疲れ始める。
そんな時に行きずりの娘(カレン・モク)が言いよってくる。その子は前から彼に惹かれていて印象強くするために髪を金色に染めたという。
一晩のかりそめの恋
次の日女エージェントと殺し屋は初めて顔をあわせ真剣に話し合う。部外者と感じた金髪の子は一人雨の中去っていこうとしたら
殺し屋がさっと頭上に自分の上着を広げて彼女と一緒に雨の中を歩き始める。そして彼女のアパートの入口に着いたら
「ここでお別れだよ」とほほえむ
金髪の子はひどく泣く
「どうせ捨てるなら優しくしないでいてよ」
そんな嘆きを後ろにしてちょっとさびしげな表情で殺し屋は去っていく
ここが私のキュンとしたポイントです。
うんうんわかるよ
その気もないのに優しくするなんてかえってつらいじゃないか
でも・・・
じつは殺し屋の方も行きずりとはいえ素直に愛情を示す金髪娘と接して人間的な気持ちがあふれた瞬間でもあるのよね。彼女は天使だったのかも
きっと日本のタイトルは彼女の涙から・・・
原題は登場するみんなを言っていますが
さて、並行して金城クンの物語も展開してます。
物語の最後に金城クンと女エージェントが現われ、あの“ONLY YOU”の歌が流れます。
これがしみじみと心にはいるのです。
この選曲のセンスはさすが王家衛監督
あの殺し屋が見せる優しさとこの曲でこの映画が印象深いものになりました(*^_^*)
オネーチャンになってしまって少し寂しかった。ところが最近
金城武版復活。中華迷としてはちょっと嬉しかった♪
はっ!!黎明の事書いていない 蜂の巣に
されるかな しないでネ
大概中華圏と日本では違う人が海報(ポスター)になっているけど、金城さんは日本でも人気高いから同じ人で大丈夫なんでしょうね~(*^。^*)
金城さんはお父さんの若い頃もめちゃめちゃハンサム~♪
殺し屋さんは女エージェントの指示でバキューンとしに来るので、まずは女エージェントの機嫌を損ねないようにしなくては
そんな殺し屋さんに優しくされたらわたしもハートに撃たれちゃいます
《天使の涙》をちょこっと思い出す動画見られます。
とんでもない艶…じゃなかった演技はございません
見てみました
これは80年代の映像・・・もしくは90年代始めかな?
レスリーもそうだけど、80年代の香港ポップスは日本のヒット曲のカバーが多いですよね。
黎明氏若い
そして相手役の美人さんはミッシェル・リーさんですね☆
このお二人、共演が多いのかしら
映画「孫文の義士団」でも最後に恋人同士として共演されているし。
前に聞きましたが、80~90年代小柄な南方系の方が多い香港スターのなかで北京生まれの黎明氏は大柄で骨太な北方系なので唯一お姫様抱っこができるスターと言われていたとか。
ポルトガルのハーフのミッシェルさんは背もスラリと高いので確かにお二人並ぶと絵になりますね☆
とんでもない演技・・・王家衛監督はかなりSだと思います
DVD!な作戦なのか、某オークションで最近やたらと出品されている。
以前はわりとサクサクと落札されていった勢いが有りましたが、今は…。
やはり消費者心理的には新品待ちなのでしょうか…。
中古で買った事を反省…しませんよっあの時に買えた!という
喜びを無駄にはしません
それでこそ迷
好きな方の前に損得はありませんよね
もちろんある程度の限度は心得の上で
私も憶えがあります~♪
数年前レスリーの写真集「慶」の復刻版の中古を迷の方から定価より高く買いました。今年また復刻版が定価で発刊されましたが、あの恋している時に手に入れた事に意味があったのだと確信してます。
ゆずってくださった方もレスリーグッズをいくつか付けてくださいました。今も大事にしてます。
表紙が汚れないよう写真集「慶」はクリーム色の紙でカバーをして、今年再復刊で購入した「レスリー・チャンのすべて」は水色の髪でカバーしました
紙の色を見るだけで萌えます(*^_^*)
やはりブルーレイ版もゲット・・・ですか(^_-)-☆
「あ、夜な夜な他人の店を乗っ取って勝手に営業するイカレた兄ちゃんだ」。
と素直に思ってしまいました もしも観てきたのが《「レッドクリフ》
だったら、「あ、孔明だ~」と素直に思ったかな
私も28日に「花様年華」を見てきました
「天使の涙」のカネシロさんは強烈ですよね。あんな人が身近にいたら、いくら美男子でも困っちゃう
イカレタ兄ちゃんにすっかりなりきるカネシロさんの思いきりの良さはさすが!「レッドクリフ」の孔明さんにもちょっとユーモアを感じる所もあり、コメディ系もいける口なのかもしれませんね。
澄ましてるとすんごいハンサムなんでポスターでかっこよく決めると絵になるのですが、あの強烈キャラを見た直後では、そりゃあ・・・