午後、駅に向かって歩いていると、
向こうから、盲人用の白い杖を左右に動かしながら
ゆっくり歩いてくるオジサンが。
車の往来が激しい上に、横断歩道には信号もなく
さぞかし、いつも怖い思いをなさっておられるだろうなあと
同情しながら、何気なく見ていました。
突然、その男性が私の目の前で
白杖を地面にパタンと置き、しゃがみこんだのです。
「あ~」てっきり、杖を落としてしまったのだと思い
駆け寄ろうとすると。。。
彼は、きちんとひざまずいて手を合わせました。
「えっ、何ごと?」 彼が手を合わせる方向を見ると、
少し離れたところに、お地蔵様が。
慣れたしぐさで、熱心にお祈りされていました。
私達健常者にとって、駅からの行き帰りは
無事故で当たり前だと思いがちですが、
こうやって彼は、無事に往来できる事を
毎日、ここで感謝されているのでしょう。
お地蔵様を、気にも止めていなかった自分が
恥ずかしくなりました。
交通事故防止のために、往来の激しい場所に、昔からあるらしいお地蔵さま。
近所の人が、きちんとお手入れされているようで
お花がいっぱい供えてありました。
これからは私も、お地蔵様に感謝したいと思います。
向こうから、盲人用の白い杖を左右に動かしながら
ゆっくり歩いてくるオジサンが。
車の往来が激しい上に、横断歩道には信号もなく
さぞかし、いつも怖い思いをなさっておられるだろうなあと
同情しながら、何気なく見ていました。
突然、その男性が私の目の前で
白杖を地面にパタンと置き、しゃがみこんだのです。
「あ~」てっきり、杖を落としてしまったのだと思い
駆け寄ろうとすると。。。
彼は、きちんとひざまずいて手を合わせました。
「えっ、何ごと?」 彼が手を合わせる方向を見ると、
少し離れたところに、お地蔵様が。
慣れたしぐさで、熱心にお祈りされていました。
私達健常者にとって、駅からの行き帰りは
無事故で当たり前だと思いがちですが、
こうやって彼は、無事に往来できる事を
毎日、ここで感謝されているのでしょう。
お地蔵様を、気にも止めていなかった自分が
恥ずかしくなりました。
交通事故防止のために、往来の激しい場所に、昔からあるらしいお地蔵さま。
近所の人が、きちんとお手入れされているようで
お花がいっぱい供えてありました。
これからは私も、お地蔵様に感謝したいと思います。