「もしもし、私はSの妹の、Rと申します」
セールスの電話にしては、バックがとても静かです。
声も知的で、落ちついた感じでした。
もうその時点で、嘘?何?神様、まさか?って
血の気が引きました。
Sちゃんは、元・同僚です。
彼女とともに大阪で働いたのは20代半ば。
彼女が1人暮らしをやめて、実家の横浜に帰っても、
私が東京に行った時には連絡し、
横浜や逗子で丸一日遊びました。
夢のように楽しい思い出です。
物静かで、勤勉で、少し不器用で、誠実。
私は、彼女の何もかもが好きでした。
3日前に、肺梗塞で。
前日の体調不良まで予兆もなく、突然のことだったそうです。
あまりに混乱して、
「一番辛いときに、連絡してくれてありがとうございます
どうか、気を落とさずに」
妹さんへ、そう伝えるのがやっとでした。
ほっそりとした彼女のイメージそのもの・白いカスミソウを
買ってきて、写真代わりに年賀状を見ながら
昨夜はお別れ会をしました。
毎年、一番最初に年賀状を書く相手は彼女でした。
企業に勤めながら、音楽療法の学校に通い
その後は仕事と音楽療法活動を両立させていた彼女。
短いけれど、やりたい事はちゃんとやった、
中身が濃い、彼女らしい生涯だったと思います。
『いつ何があっても、悔いのないよう生きたいですね。
予想外のことが多い人生だけど、だから楽しめるのかな』
万年筆で書かれた私へのメッセージ。
この言葉を噛みしめながら、生きようと思います。
セールスの電話にしては、バックがとても静かです。
声も知的で、落ちついた感じでした。
もうその時点で、嘘?何?神様、まさか?って
血の気が引きました。
Sちゃんは、元・同僚です。
彼女とともに大阪で働いたのは20代半ば。
彼女が1人暮らしをやめて、実家の横浜に帰っても、
私が東京に行った時には連絡し、
横浜や逗子で丸一日遊びました。
夢のように楽しい思い出です。
物静かで、勤勉で、少し不器用で、誠実。
私は、彼女の何もかもが好きでした。
3日前に、肺梗塞で。
前日の体調不良まで予兆もなく、突然のことだったそうです。
あまりに混乱して、
「一番辛いときに、連絡してくれてありがとうございます
どうか、気を落とさずに」
妹さんへ、そう伝えるのがやっとでした。
ほっそりとした彼女のイメージそのもの・白いカスミソウを
買ってきて、写真代わりに年賀状を見ながら
昨夜はお別れ会をしました。
毎年、一番最初に年賀状を書く相手は彼女でした。
企業に勤めながら、音楽療法の学校に通い
その後は仕事と音楽療法活動を両立させていた彼女。
短いけれど、やりたい事はちゃんとやった、
中身が濃い、彼女らしい生涯だったと思います。
『いつ何があっても、悔いのないよう生きたいですね。
予想外のことが多い人生だけど、だから楽しめるのかな』
万年筆で書かれた私へのメッセージ。
この言葉を噛みしめながら、生きようと思います。