猫の目

◎5匹の猫を見送り30年の猫の居る生活に幕が下りましたが
まさかの展開で又猫の居る暮らし復活!

尊厳死とは・・

2017年11月23日 | 日記
「92歳のパリジェンヌ」という映画を観ました

老いて尊厳死を望む母と受け止められず悩む子供達の実話です。
身につまされました

どちらの気持ちもわかる今の自分の年齢
老いの苦しみは若く美しい時には絶対に解らないでしょう
こればかりは体験しないとわからない・・
ただ老いに苦しんでいる親を見るのが辛いのです
若く美しいのは一瞬であっという間に老いていく
自分にもいずれ訪れる事実です

出来ない事が増えてきてカウントダウンに入る
頭はしっかりしているので日に日に衰える事実にうろたえる
おねしょをしてしまった時の悲しみの演技は胸を打った
子供に迷惑をかけたくない
病院で管につながれ 只 息をしてその時を待つ事に反発する
自宅で最期を迎えたい

子供に尊厳死を伝える
どんなに苦痛か訴えるが子供は承諾しない

娘が徐々に理解を示し母と有意義な時間を過ごす
苦痛しかなかった母が心から笑い解放され生き生きとする
生前整理をしみんなにお別れを言い愛を伝える

最後まで一人で暮らし一人で決めて貫く生き方
そんな母の思いを尊重したのです

寂しくないわけがない
辛くない訳ない
怖くない訳ない

そんな思いを超えて・・・

しかし許されるならこの状態までいったら自分も尊厳死を望みます。

主人公の「しあわせな人生だった」の終末も選んで良いように思う。



尊厳死については認める国認めな国があります
この議論には答えは出ないと思います。

まだ元気で動けるのに尊厳死は認めるべきではないと思います。

この実話に関しては 正解 だと感じました。

苦しみが強烈に伝わってくる映画でした。





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