猫の目

◎5匹の猫を見送り30年の猫の居る生活に幕が下りましたが
まさかの展開で又猫の居る暮らし復活!

代弁してくれました

2019年04月16日 | 日記
私にもこんな発言の場があったなら声を大にして言いたい事を東大の名誉教授の上野千鶴子さん(70歳社会学者)同じ年が入学式の祝辞として述べてくれました
当たり障りのないお決まりの祝辞ではなく
人生の教訓となる祝辞は
深く学生の心に響き揺さぶってくれた事と思います
一部抜粋
「ご入学おめでとうございます。貴方達は激烈な戦いを勝ち抜いてこの場に来る事ができました。
選抜試験が公正なものであることを疑っておられないと思います。もし不公正であれば怒りが湧くでしょう。
が昨年東京医科大の不正入試問題が発覚し女子学生に差別がある事がわかりました。
大学に入る時点で性差別は始まっています
社会に出ればもっとあからさまな性差別が横行しています。
東大も又例外ではありません。」
「あなたたちは頑張れば報われると思って此処まできたはずです。
ですが頑張っても公正に報われない社会が貴方達を待っています。
頑張ったら報われると貴方達が思えるその事自体が貴方方の努力の成果ではなく環境のおかげだった事を忘れないでください。貴方達の頑張りをどうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。
恵まれた環境と恵まれた能力とを恵まれない人々をおとしめる為ではなくそういう人を助ける為に使ってください。そして強がらず自分の弱さを認め支え合って生きてください。」
「これまで貴方達は正解のある知を求めてきました。これから貴方方を待っているのは正解のない問いに満ちた世界です。大学で学ぶ価値とはすでにある知を身につける事ではなくこれまで誰も見た事もない知を生み出すための知を身につける事。が大学の使命と思います」

東大出身の政治家さんにも送りたい言葉です

語り継がれてほしいスピーチです。

学歴のある人々に欠けていると常に感じていた事を
よくぞ言ってくれました。


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