FACE OFF

毎日がスタート

サイパン⑥

2006年06月08日 15時45分10秒 | 海外旅行
続いてすぐ近くの「ラストコマンドポスト」と呼ばれる場所。
サイパン島守備隊最後の司令部跡。ホテルから車で10分もかからない場所。



斉藤義次中将率いる陸軍25,000人とハワイ真珠湾攻撃の立役者、
南雲忠一中将率いる海軍陸戦隊6,000人最後の司令部だ。

ここまで残った将兵は約4,000人。
国を想い、ここで最後の抵抗をしたと思うと、思わず胸に迫るものがある。
ちなみにホテル目の前のビーチから最後のバンザイ突撃を敢行。
ビーチ撮影をした場所こそ最後の決戦場である。

展示している兵器は旧日本軍軽戦車。こんな薄っぺらい鋼板では
とてもアメリカ軍の戦車には太刀打ちできなかっただろう。
砲弾の後も生々しい司令部跡。壕内はなんともいえない雰囲気が漂う。
斉藤、南雲両中将ほか司令部幕僚が皆ここで自決した場所でもあり、
思わず黙とう。

中部太平洋戦死者の大きな慰霊碑モニュメントがあった。
何気なく慰霊碑の裏へ行ってみると、小さな墓地があった。たくさんの遺族が
作った小さいお墓や慰霊碑だった。あんなに大きな慰霊碑の日も当たらぬ裏だ。
きっと気付かない人も多いだろう。寂しそうな場所だけに余計悲しみを誘った。

南雲中将 最後の訓示の一部
サイパン全島の皇軍将兵に告ぐ・・・

今や、止まるも死、進むも死、死生命あり、須く其の時を得て、帝国男児の真骨頂を発揮するを要す、
余は残留諸子と共に、断乎進んで米鬼に一撃を加へ、太平洋の防波堤となりてサイパン島に骨を埋めんとす。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サイパン⑤ | トップ | サイパン⑦ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海外旅行」カテゴリの最新記事