スケートインターハイが開幕。
今では1回戦からネットでLIVE中継が見れるなんて便利な世の中。
毎年毎年思う事ですが、今年は特にひどいな、と思うのがホッケー人口の激減っぷり。
1回戦でこういった試合が。
何か違和感を感じませんかね。
スクールウォーズみたいなとんでもない点差は置いといて。
左の富山県代表さんはGKとプレーヤーで6人。相手の北海道代表さんは15人位。
アイスホッケーはプレーヤー5人とGK1人の計6人で試合しますが、それはオンタイムに滞氷している選手だけの数字。
サッカーでいえば試合は11人ですが、ベンチに交代要員が10何人とかいるわけですが、このチームはぴったり11人で1試合をこなしたワケですね。
サッカーならいけなくもないですが、アイスホッケーではやばいっす。やった事ない人にはなかなか伝わりませんが、1分も出場していれば足も止まります。
本来なら5人の1ユニット(ホッケーではセットと言いますが)を最大4つ組んで4セット回し、もしくは3セット回し(4セット目はベンチ待機)で試合を進めていくのですが、
このチームは20分×3ピリオドを「出ずっぱり」って事なんですね。ホント良く頑張りました。
正直、一般論で言えば試合になりませんけどね。せめて3つ回し、100歩譲って2セット回しでようやく試合成立。
富山県は決してホッケーの盛んな地域ではないのでメンバーが少ないのは分からなくもないですが
こういったチームとバリバリのメッカチームと同じ土俵で戦わせるのって、どうなんだろ。
最期まで諦めずに頑張りました!的な記事も出ていました。はい、その通りではあります、でもそれだけで片付けていいのだろうか。。。とチト思う。
相手の北海道代表さんも今ではフルメンバー数ではない。かつてはベンチ入りできない選手が観客席にわんさかいましたが。
2回戦では。
北海道同士の対決ですが、これまた出ずっぱり6人チームとフルメンバー22人の対決。当然試合にならず。
少ないチームは道内有数の超進学校だけに部員数が少ないのは分からなくもないですが2回戦でもこの点差。
箱根駅伝でいえば、フルメンバーチームは10区を10人で走り、6人チームは10区を2~3人で走り切った、ともいえる。
そりゃあ試合にならない。
さらに驚きなのは、この学校さんはしっかり初戦を勝ち抜いてきた、って事。しかも相手の茨城県代表さんは18人とほぼフルメンバー。
箱根10区を9人で走るチームに2-3人だけで走って勝ったとも言える(はず)ワケで、地域差も大きく出る種目かが分かるというもの。
日常生活からかけ離れた氷の上の競技だけにレベル差が極端に点差に出てしまうもので30点差だの40点差だの珍しくないですが、今日は点差の話は置いておこう。
出場の半数近い学校が一桁台とか10名ちょっと厳しい状態で、フルメンバーは極一部だけという、もはや絶滅寸前の種目。
選手も施設もお金がかかるしなー。少子化プラス人気ないから更に人口は減る一方。
自分の時もマイナー競技で地域差が出まくる時代したが、まだどこもかしこもフルメンバーだったのはきっと人口が多かった事もあると思う。
他にも死滅しそうな競技ってあるんだろうなー。
愚痴だけ言って解決策を持っていないので誰の事も非難しませんが、今年も寂しい思いで観戦していたのでありました。
ちなみにある高校のキャプテンさんは、大学同期の長男さん。
赤ん坊の時、リンクで自分が抱っこした写真がありますが、今ではすっかり大人になってリンクで華麗に舞っていました。
時が経つのは早いものです。