今回の耐震改修プラス最大の目的はH様邸の耐震化なのですが、究極に不便と感じておられることを
同時に解消してしまいましょう。ということで始めました。
二階部分の耐震化
四枚建ち引き戸だった部分を解体し、真ん中の引違い扉のみ残し、柱を建て、耐震壁にしています。



台所の動線の確保
行き止まりとなっていた台所への動線を解消する
キッチンを移設(再利用)し、解体しました。
少しだけ掃除が楽ちんなキッチンになりました。






洗濯機の居場所を室内に造る。
洗濯機は高級なヒートポンプドラム式でした。
が、室内に設置するスペースがなく、勝手口の外に露出で設置されていました。
洗濯はいつも外へ出て、まわしておられました。
夜になると、静かになるので、8時以降は使用できなかったようです。
ヒートポンプの課題は、新幹線のような騒音がすることと、重たいことですね。
洗濯機置場に二階を増築した際に無理やり造った階段でした。
畳一帖で無理やり上がっていた階段を壊し、
洗濯機置場に戻しました。


トイレへの動線の検討
トイレへの動線ですが、玄関ホールから扉で出入りするようになっていました。
以前お客様のお母様が玄関の段下へ転落されたそうで、今回の耐震改修プラスで
トイレの出入り口の位置を変えることにしました。


階段を架ける部分を解体すると、基礎がありませんでした。
元々階段にする予定にはなっていなかったばしょですから、あるはずがありません。
事はもっと重大で、柱も土台もありませんでした。
間仕切り壁の部分がまさかの手抜き工事でした。
基礎もレンガの上に置いてあるだけのものでした。
解体し、基礎を造り土台⇒柱⇒桁⇒筋違い
すべて造り変えました。




二階部分を支える通し柱の耐震補強


無事に竣工することが出来ました。
お客様とご近所の皆様、そして、すべての業者の皆様に感謝いたします。
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