こまわり君の伝記

住まいの専門店 コスモ住研です。お住まいの住環境に対する不便不満不快を解決する仕事をしています。

鳥栖リノベーション

2024年10月01日 | コスモ住研日記
着工して、約3か月。
暑い暑い夏の日から開始して、あっという間に秋を通り過ぎて、冬になるあたりで、ようやく完了の形が見えてきました。
正月が差し迫って、工事もそろそろ忙しく追い込んでいきます。
外装屋さんと、外構左官さん内装屋さんと大工さん、電気屋さん、水道屋さん。
段取りよく入れ代わり立ち代わりで現場を出入りして仕上げていきます。
工事完了、検査へ向けて時間はあまりなく、忙しく工事が完了していきます。
最後はまるで店舗工事のように追い込まれて工期との闘いになります。
工期はありますが、安全に配慮して完成させていきます。

今回のリノベーションのポイント。
一人で済まれていた家に、娘さん夫婦が同居される。
子供さんが生まれ、ゆっくり子育てできるスペースが必要。
夫婦寝室、親子のプライバシーの確保
家に段差があったため、バリアフリーにしたい。
ピアノを置くスペース、居場所をつくりたい。
もちろん予算はあります。

という上記の内容で取り組みました。

今回の最大のポイントは間取りの大幅な変更です。キッチンの場所を東から西側に大きく変更。
それとやはり階段の架け替えですね。
外構の階段もおかしな感じでしたが、家の中の二階へ続く動線となる階段が、無理してかけられていました。
もちろん建築基準法にこそ抵触していませんが、無理をした設計で、踏面、蹴上ともに毎日上がり降りをするのは不便のある階段だと思いました。
ゆったり上がり降りのできるように階段スペースを少し長くとりました。
階段の横に並行して廊下もありましたので、スペースの有効活用をするため設計しなおしました。






子育てということもあり、対面キッチンで設計し、LDK+和室までキッチンに立って見渡せるようにしました。



















やはり和室はいいですね。
心が和みます。

駐車場の一番奥に狭く造られた階段から出入りされていました。
幅も狭く、蹴上、踏面も無理のある階段でした。
蹴上もブロック割でされていて、20cmあり、結構足を上げないと上がれない、手すりは踏面から40cmほどの
高さでとりつけられている手すりの意味を成さない粗末なものでした。



7段上がりで作ってあったのですが、下六段の蹴上は20cm一番上の階段の上がりきる手前一段の蹴上が23cmでした。
最初打ち合わせに来た際に、何度もつまづき、とても危なく感じたのを覚えています。
段差が少しでも違うと人ってつまづくものですよね。急にリズムが変わる感じですね。
また、踏面も奥行きの長さを収めるために無理やり広くしたり狭くしたりしてありました。







ゆったり上がれるように作り直しました。


工事着工前


工事完了

駐車スペースも二台停めるとぎちぎちで余裕なかったのですが、今回外構工事で改善しました。
改修工事は解体してみないとわからない部分が多いですが、無事に竣工出来て「ほっ。」としました。


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