KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
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ヒメキンイロジョウカイ20210517

2021年11月12日 | コウチュウ目
ヒメキンイロジョウカイ。
胸の両サイドの黄褐色部が目立ちます。
鞘翅には鈍い金属光沢があります。
キンイロジョウカイに似ていますが、鞘翅の後端が薄茶色になりません。
また、一回り小型です。
灯下に居ました。

どうやら食事中だったみたい。
何を捕まえたのかな?
ジョウカイボンの仲間はこう見えて肉食性。
成虫は花粉も食べるけどね。

ところで。
ジョウカイボン類はホタルに近い昆虫で、ホタルもそうだけど、ジョウカイボン科も毒があるらしく(確認した人はいないらしい)、鳥に嫌われるそうです。
ジョウカイボン類が互いに似ているのは、ミューラー擬態なんだとか。
ジョウカイボン類を一度ついばんだ鳥は、同じような模様をしている虫を襲わなくなるため、被害が少なくなると。

ジョウカイボン類は花粉を食べるため花に集まるけど。
同じく花に集まるハナカミキリは、ジョウカイボン類に似てるよねぇ。
カミキリムシはハムシに近い、全く別の甲虫。
ハナカミキリ類がジョウカイボン科に似ているのは、たまたまではなく、ベイツ擬態の可能性があるようです。
毒があるフリして身を守る。
他人の空似じゃなく、モノマネだったのね(笑)

分類:
コウチュウ目ジョウカイボン科ジョウカイボン亜科
体長:
17~19mm
分布:
本州(関東以西)、四国、九州
山地
成虫の見られる時期:
4~7月
幼虫で冬越し?
エサ:
成虫・・・小昆虫、花粉
幼虫・・・地上性小昆虫?
その他:
キンイロジョウカイに似るが、一回り小型。
前胸背板の両端が、平たく黄褐色。
ジョウカイボンより前翅の基部が幅広い。
前翅は鈍い金属光沢があり、ほぼ均一の色合い。
(キンイロジョウカイでは紫がかった光沢があり、後端だけが薄茶色。)
参考:
Ishida式
岐阜聖徳学園大学教育学部川上研究室
Landscape with insects
かのんの樹木図鑑
Kazuの昆虫写真日記
E-アシスト
春夏秋冬の昆虫写真館
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
かたつむりの自然観撮記
京都九条山自然観察日記

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