KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
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フクラスズメ210508

2022年03月19日 | チョウ目
フクラスズメ。
幼虫は何度か掲載しています(180110190609)が、成虫は初掲載です。

昼間、サクラの樹皮にいるのを見つけました。
後翅の紫の斑紋を見たかったんですが、翅を開いてはくれず。
この後、高い所に行ってしまって追跡できませんでした。
糖蜜トラップでもやれば、後翅見せてくれるかな?

小学生の頃、校舎や体育館の片隅で越冬している個体がいたのを鮮明に思い出します。
「ふくら雀」とは、冬に羽毛を立ててまん丸になっている雀のことで、季語にもなっています。
成虫の外見を、「ふくら雀」に見立てての命名でしょうね。
本種はスズメガ科ではなくヤガ科ですので、お間違いなきよう。

分類:
チョウ目ヤガ科ウスベリケンモン亜科
翅を広げた長さ:
75~88mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
6月下旬~8月、10月~翌4月(年2化)
成虫で冬越し
エサ:
成虫・・・クヌギ・コナラ・ヤナギ類など広葉樹の樹液、熟果
幼虫・・・カラムシ、ナンバンカラムシ、イラクサ、ヤブマオ、コアカソ、ラセイタソウ、ラミー、ハドノキなどイラクサ科のほか、マルバウツギ、カナムグラ、ヤマグワ、コウゾ、クワなどの葉
その他:
大型のヤガで、茶色に黒い模様がある。
前翅外横線は、「く」の字状の黒い波線。
前翅基部に青色点が散らばる。
後翅は青白色の斑紋が目立つ。
危険が迫った時、急に後翅を見せて敵を驚かせるのだとか。
♀は♂より腹部が太い。
夜行性で、主に日没直後から活発に飛翔する。
灯火に飛来することも多い。
糖蜜トラップが有効。
普通種で個体数も多い。
広葉樹を中心とする樹林と林縁、公園、社寺境内などで見られる。
大木の洞や岩の隙間、人家の軒下などで集団越冬する。
家屋に入り込むこともあり、冬季に成虫を見ることもある。
幼虫は毛虫で、体色は黄色~赤色まで様々。
気門の周りは赤い。
毒は無い。
初夏~秋に、草地や林縁などで見られる。
時に群生し、道路脇の食草を喰い尽くし、エサを求めて大量に徘徊することがある。
終齢幼虫の体長は約70~80mm。
幼虫は「イヤイヤ」をするように体を左右に振って、相手を威嚇する。
他の幼虫も連動する。
さらに緑色の内容物を吐く。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
BIOME
熊野町
昆虫エクスプローラ
ネイチャーエンジニア いきものブログ


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