KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
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ガムシ20190901

2019年09月02日 | コウチュウ目
ガムシ。
ゲンゴロウと並んで大型の水棲甲虫。
幼虫は肉食だが、成虫は主に草食。

腹側に俗に「牙」と呼ばれる突起があり、それを動物の牙に喩えて「牙虫」になったんだとか。
もっとも、柳田国男先生は、妖怪の呼び名から来ているのではないか、との説を唱えておられたが。

灯りに来ていたものを撮影。
歩くのは得意ではなく、よくひっくり返る。

ゲンゴロウと違って、後脚に毛が発達しない。
なので、あまり泳ぎも得意ではない。
まぁ、主に草食で、食べても動物の死骸程度なので、素早く泳ぐ必要はないのだろう。

水面に触角を出して空気を取り入れ、腹の毛に空気を貯めて使う。
飼う際には、呼吸する足場を用意してやらないと溺れることがあるとか。
比較的汚染には強い。

子どもの頃、バッティングセンターやゴルフ場、ガソリンスタンドなどで、灯りに集まる虫を探す時には大抵いて、雑魚扱いだったのだが。
いまやコレがいるだけで嬉しい♡

分類:コウチュウ目ガムシ科
体長:35~40mm
分布:全国
   平地~山地
成虫の見られる時期:一年中(冬は少ない)
          成虫で冬越し
エサ:成虫・・・植物食に極めて近い雑食(特にメスは産卵時期に動物の死骸などを食べる)
   幼虫・・・モノアラガイなどを食べる肉食
その他:植物の豊富な池や沼、水田などに生息する。
    和名は胸の腹側に、牙状の突起があることに因むと言われる。
    (幼虫は立派な牙があるからとも)
    ゲンゴロウと並んで大型の水棲甲虫。
    ゲンゴロウと違って、後脚の毛は発達せず、泳ぎは不得意。
    触角から空気を取り込み、腹の毛に貯めて使う。
    灯りに集まる。
    西日本以西には小型のコガタガムシが、北海道にはよく似たエゾガムシが分布する。
参考:ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)ほか


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