KONASUKEの部屋

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ミヤマカミキリ飛来20200716・17

2020年07月19日 | コウチュウ目
昨日(7/17)早朝。
いつものコンビニの前には、多数のミヤマカミキリが。
どうやら前日(7/16)夜に、一斉に飛来したようです。

KONASUKEの勤務する施設では、例年7月に、ミヤマカミキリが一斉に飛来するのですが。
ちょっとこれまでの記録を振り返ってみます。

2013年 記録なし
2014年 7/17
2015年 7/30
2016年 7/5
2017年 7/11
2018年 7/10~11
2019年 7/8
2020年 7/16~17

2014年の記事では、すでに、一斉に発生する旨の記述があるから、勤め始めた2012年、記録のない2013年も、一斉に飛来したと思われます。
2015年の7/30は、記事をアップした日時であり、この日に一斉飛来したワケではないでしょう。
2019年は、「一斉」とまでは言えない状況で、バラバラと飛来しました。
日時は初見の記録です。
今年は初見は早かった(6/27)のですが、遅れて一斉飛来が起こったようです。

こうして見てくると、概ね、7月初旬~中旬に一斉飛来が見られるということが言えそうです。
特に一昨日は気温が低く、どう考えても活動に向いた気候とは思えません。
当日の気温や天候に左右されるのではなく、何か他の因子が決定づけているのでしょうか?

分類:コウチュウ目カミキリムシ科カミキリムシ亜科ミヤマカミキリ属
体長:32~57mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~丘陵
成虫の見られる時期:5月下旬~8月
         幼虫で冬越し(非休眠)
エサ:成虫・・・樹液
   幼虫・・・コナラ、クヌギ、クリ、ミズナラ、アカガシ、シラカシ、マテバシイ、スダジイ、ヤマグワ、イチジク、ケヤキなどの幹を食い進む。
その他:シロスジカミキリと並ぶ本州最大種。
   体は黒褐色で、黄土色の短毛に覆われる。
   前胸背は大きな横皺で彫刻される。
   ♂の触角は体の1.5倍ほどあるが、♀は翅端に届かない。
   ウスバカミキリと似ているが、本種は胸に横皺があり、体が黄土色の短毛で覆われる。
   名前は「深山」だが、それほど山地性が強いワケではなく、里山的環境に多い。
   成虫は夕方から活動し、よく灯火に飛来する。
   昼間は食樹の幹を揺すると落ちてくる。
   他のカミキリムシ同様、捕まえるとキイキイと音を出す。
   卵から成虫まで3年かかるとされる。
   ♀は夜間、食樹の幹のすき間などに産卵管を差し込んで産卵し、にかわ状の物質を出して卵を固定する。
   晩夏に孵化した幼虫は食樹に食い込み、2回冬を越す。
   蛹室内で蛹化、晩春に羽化して野外に脱出する。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   かたつむりの自然観撮記
   森林総合研究所ほか


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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2020-07-19 10:55:41
ミヤマカミキリが集団でとは。来てほしくない害虫ですが、ブログ材料には、ですね。
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kazuyoo60さんへ (KONASUKE)
2020-07-20 11:40:08
まぁ、栗の日本一の産地ですので。
周りは栗畑ばっかりですから、エサは豊富なんです(笑)
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