KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
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スジクワガタ♂20200730

2020年08月01日 | コウチュウ目
スジクワガタの♂。
大アゴ含めて3㎝位かなぁ?
決して大きい個体ではないけど、大アゴの内歯は、まさにスジクワガタのソレです!
二本の内歯が合体したような、独特の形!

比較のため、コクワガタの画像。
内歯は一本。

あまり大きなクワガタではないし、地味だけど、KONASUKEは好きですね。
スジクワガタっていう名前は、♀や小型の♂の鞘翅に筋模様があるから。
でも、中型以上の♂には、その特徴がありません。

分類:コウチュウ目クワガタムシ科クワガタムシ亜科オオクワガタ属
体長:♂14~40mm、♀14~24mm
分布:北海道、本州、四国、九州
  丘陵~山地
成虫の見られる時期:5~10月(茨城県5月下旬~9月初旬)
         幼虫、成虫で冬越し
エサ:成虫・・・クヌギ、コナラ、ミズナラ、アカガシ、アラカシ、シラカシ、ヤナギ類、ニレ類などの樹液
  幼虫・・・コナラ、クヌギ、アカガシ、アラカシ、シラカシなど広葉樹の湿った朽木
その他:黒色だが、地域により褐色化する。
   ♀と小型の♂は、上翅全体的に、前方から後方まで細長く、鮮明な点刻列があり、和名の由来となっている。
   中型~大型の♂はこの特徴を欠く。
   大型の♂は、頭部の長さより大アゴの長さの方が長く、大アゴの内歯は、二本が融合したような形状で隆起し、小型になるにつれ不明瞭になる。
   (コクワガタ大型♂は内歯が一本)
   中型の♂は、頭部の長さと大アゴの長さがほぼ等しく、内歯は一つで、中央よりやや前方にある。
   (コクワガタ中型♂は、頭部の長さより大アゴの長さの方が長く、内歯は痕跡的で、中央よりやや後方にある。)
   小型の♂は、頭部の長さと大アゴの長さがほぼ等しく、内歯は痕跡的で、中央よりやや前方にある。
   (コクワガタ小型♂は、頭部の長さと大アゴの長さがほぼ等しく、内歯は痕跡的で、中央よりやや後方にある。)
   コクワガタの小型個体では内歯が消失するが、本種では消失することはない。
   コクワガタと同属で良く似ているが、大型・中型の個体は少なく、コクワガタより小さい。
   ♀はネブトクワガタ♀に酷似するが、
   ①上翅の縦隆条が細い
   ②大アゴの内歯が細い
   点で区別できる。
   ※ネブト~では上翅の縦隆条が太く、大アゴの内歯が太く平たい
   又、前脚の脛節は、前方に向かって広がる。
   山地性で、個体数は少ない。
   雑木林やブナ林、河川敷で見られる。
   地上を歩いていることがある。
   一般的に夜行性で、灯火に来るが少ない。
   日中は樹液の出る木の、洞や根際の落ち葉の下などに潜む。
   孵化した幼虫は、休眠せずに越冬し、翌晩春~初夏に蛹化する。
   夏~初秋に羽化し、そのまま蛹室内で休眠し、翌晩春~初夏にかけて野外に出る。
   羽化後2~3年越冬する個体もいるらしいが、詳細は不明。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
  ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
  かたつむりの自然観撮記
  虫ナビ
  昆虫エクスプローラ
  月夜野昆虫俱楽部
  機械と虫の館
  Wikipedia


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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2020-08-01 16:00:56
スジクワガタの名前も初めてです。カブトムシとクワガタではクワガタの方が好きでしたが、出会う機会は少なかったです。
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kazuyoo60さんへ (KONASUKE)
2020-08-04 23:09:10
コメントありがとうございます。
まぁ、言ってもマイナーなクワガタですから(笑)
最近は雑木林なんかも減りましたから、見る機会も少ないかも知れませんねぇ。
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