KONASUKEの部屋

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オジロアシナガゾウムシ擬死20190914

2020年02月10日 | コウチュウ目
オジロアシナガゾウムシ、擬死中。
所謂「死んだふり」です。

クズの葉にいるところを撮ろうとしたら、コロリン!
慌てて掌でキャッチしました。

「そろそろいいかな?」
モゾモゾと手足を動かし始めました。

何と言うか、落花生の殻みたいな凸凹の肌に、パンダみたいな彩色が愛嬌があります。
人呼んで「パンダゾウムシ」「パンダムシ」(笑)。

複眼間にハッキリと窪みが見えますね。
脚の脛節先端の二本のトゲ状突起も、かろうじて見えます。

分類:
コウチュウ目ゾウムシ科アナアキゾウムシ亜科
体長:
6~10mm
分布:
本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
4~11月(年1化、新成虫は8~9月頃)
成虫で冬越し
エサ:
マメ科のクズ。
成虫・・・葉
幼虫・・・茎(虫こぶ内)
その他:
体は黒色で、白色の鱗毛が、前胸背板の両側と上翅の後半部にある。
「パンダムシ」「パンダゾウムシ」の愛称で呼ばれる事がある。
鳥の糞に擬態していると思われる。
頭部の複眼間に顕著な窪みがある。
複眼は比較的大きい。
脚の脛節の先に二本のトゲ状突起がある。
体は非常に硬く、虫ピンが刺さらないほど。
林縁や草原のクズの葉上で見られる普通種。
危険を感じると、落下して脚を縮め、擬死(死んだふり)をする。
植物にしがみついて越冬する。
メスはクズの茎に螺旋状の傷をつけて産卵する。
そこが虫こぶ(クズクキツトフシ)となり、複数の虫室があり、それぞれに一頭の幼虫が住む。
幼虫は内部を食べて育つ。
分泌物や排泄物で蛹室を作って蛹化する。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
福光村昆虫記
ムシミル
ブログ版noinoinoiz 頑張らない自由研究


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