KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

シロエグリコヤガ220425・0511

2022年10月17日 | チョウ目
シロエグリコヤガ。
開帳12mm程の極小のベニコヤガ亜科。
資料が非常に少ないのは、小っちゃ過ぎて見逃されがちだから?

5/11に、Twitterに載せたものの、名前が分からなかった蛾。
やっと名前が分かりました。

散々シャクガ科を探し回った挙句、まさかヤガ科だったとわ。
このパターンが一番キツイ
(´;ω;`)ウゥゥ

さらに、4/25には、灯火に飛来したところを撮影していたことが判明
( ̄▽ ̄;)
止まり方が違うと、まるで別種のようだね。

しかし、一般に伝わっている出現時期が「7~9月」と、全く異なるのは何でだろう?
(・・?
ネット上から、撮影日時を拾ってみると・・・
みん蛾:4/29
虫ナビ:4/21、6/19
虫よもやま:8/9、8/13
北茨城:4/30、5/13、5/14
t-moth:8月
あおもり:7下
道草食ってみよ:5下
四国産蛾類図鑑:4/5
K⋆M虫部屋:8/11

まとめると・・・
4月:4件
5月:3件
6月:1件
7月:1件
8月:4件
と、4・5月に目撃情報のピークがあることが分かる。
8月も4件と多い。
実は年2化なのではないか、という疑いすら湧いてくる。

サンプルが少なすぎて出現時期の情報が十分蓄積されていないのかも知れない。
神奈川県では、最初に記録された1♂以来、半世紀以上も記録がないとの事。
やはり目立たなくて、見過ごされているのだろう。

①前翅内横線
②白色帯
③やや濃い褐色
④横脈紋:短条
⑤翅は扇子のように折れ曲がる

①翅形は細長い
②翅は扇子のように折れ曲がる
③後翅前縁:えぐれる
④二重の褐色帯
⑤横脈紋:黒色で目立つ
⑥胸部・腹部の境界:えぐれて黒点のように見える

RDB:
神奈川県・絶滅危惧Ⅰ類
分類:
チョウ目ヤガ上科ヤガ科ベニコヤガ亜科
翅を広げた長さ:
約12mm
前翅の長さ:
約6mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~?
成虫の見られる時期:
7~9月
越冬形態?
エサ:
成虫・・・花の蜜
幼虫・・・不明
その他:
前・後翅とも幅が狭く、白色ないし灰白色。
斑紋は淡い黄褐色。
白色の内横線と、亜外縁部のやや幅広い白色帯をのこす。
その外方はやや濃い褐色を帯びる。
後翅前縁は基部寄りがえぐれる。
中央部・外縁にごく薄い二重の褐色帯を持つ。
黒色の横脈紋が目立つ。
翅は縦に扇子のように折れ曲がる。
後翅が見えるように、前翅を斜め横(後ろ寄り)に開いて止まることが多い。
あるいは前翅を屋根型に畳み、後翅を見せずに止まる。
止まり方によって、印象が大きく異なる。
灯火に飛来する。
幼生期は不詳。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
yzz2;虫画像 虫よもやま
北茨城周辺の生き物
富山県産蛾類博物館
あおもり昆虫記
神奈川県レッドデータブック
日本のレッドデータ検索システム
勿来の関 周辺の蛾
道草食ってみよっ♪
四国産蛾類図鑑
K*M虫部屋


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