おっぱいとわたし 2016.12.3右乳癌告知 HER2(3+)ホルモン陰性浸潤径1.5cmステージ1

告知時、37歳独身 卵子凍結済
時々糖質制限、栄養療法ネタあり😸

有名人の癌発表と報道のあり方

2017年05月18日 16時47分52秒 | 日記
歌舞伎役者の中村 獅童さんが初期の肺がんであると、発表されましたね。

歌舞伎愛好者の私にとっても、とても心配な出来事です。

元気になったら、ゆったりと歌舞伎座で観劇するのが目標ですから! 

で、思ったんですけど

お昼のワイドショーでの報道の仕方にちょっと違和感を感じました。

キャスターみんな沈痛の面持ち

必ずや、病に打ち勝ってくれると信じてます!

とか

家系図を出して、癌になっている人をわざわざ、教えてくれたり。


う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん(@_@;)

遺伝的な要素で癌だなんて、いまどき・・・。
2人に1人が、癌の日本で遺伝とか考えても仕方ないような気がする。

それにそれに、

見つかったのが奇跡の超早期ならば

打ち勝つも何も

完治するよ。

そんな超早期で見つかったの、うらやましいよ~。

なんか、癌=沈痛の面持ちって図式で報道されると

こっちまで、気分が沈むし

キャスターさんも、芯から心配してるというわけじゃなくて
こういうときは、こういう顔をしたほうがいい、みたいなそんな図式って感じで

もーーーーーーーこっちは、絶賛元気に、生きとるっっちゅうねん(;一_一)

違和感をかんじる。。。。

それに、その「おかわいそうに」みたいな
「がんばって」とかいう

感情のおしつけも嫌っ。

超早期なんだから。

大げさ大げさ。

治る、治る、治る~っていうメッセージを送ってくれればよいではないか。

(なんていうか、私が友人にオープンにできない理由のひとつが
相手を心配させたくない。というもののあるけれど
他人の感情に振り回されたくない、他人の感情にさらされたくない、というのもあるのです)
勝手に自分を超えたところで、結論だされたり、心配されたり、不安になったりしてほしくない。なんとなくそういうのって、しらないところで、影響を受けそうだ)

と、感じた午後のひと時。


卵子凍結できる病院を探す②

2017年05月18日 16時01分01秒 | 卵子凍結
12月3日(土)に告知をうけ、卵子凍結をすることに決めたものの
その病院(現在も治療中の大学病院)では、卵子凍結ができません。

7日(水)に詳細な検査を行うので、それまでに凍結先の病院を決めてきて。10日までに卵子凍結してほしい。で、翌週から抗がん剤を始めましょう!と乳腺外科の主治医から言われました。

主治医もあまり卵子凍結については、知識がない。もちろんわたしもない。
どこでできるのか、わからない。。。途方に暮れる私・・・

主治医が「浅田レディスさんでやった人がいたような・・・」とぽつりと言ったそれが、私の運命の凍結先になるのですが、それはコノ時点では、まだ誰も知らないお話です・・・。


私はメンタルが強くないので、告知を3日(土)に受けて、即行動できる状態ではありませんでした。

土日は病院も休みだろうから・・・としばし、茫然自失というか、無気力な状態だったと思います。その間に姉に自分の病気を告げ、相談したことを思い出します。

(※不妊治療の病院は、土曜、日曜外来を行っているところも多いです。よく考えれば仕事をしながら治療している人が多いので、そうだろうなぁと思います。
※きちんと調べて、早めに行動!をお勧めします!!)

眠れず、食べれずの状態でやっと5日(月)にネットで調べた病院で、
通えそうな所に電話をかけ始めます。

候補は5つくらい・・・。

が!いざ電話をかけ始めると

「独身で癌患者の卵子凍結ができますか?」

そう尋ねると、できますよ~。

と、答えてくれるどころか・・・

「先生に確認しますので、折り返します」という病院ばかり・・・。

【私は地方に住んでいます。そのため、地域格差があるとは思います】

折り返しの電話は、「お断り」のお返事ばかり。

そして、あるクリニックの看護師長さんから

「普通は、自然タイミングだと1個卵子を取るわけだけれど、一般的に不妊治療で必要な卵子は10個と言われていること」
「あなたの場合は、一発勝負だから、排卵誘発剤を使うと想像されること」
「誘発剤を注射するため、毎日通院が必要だけどで、大丈夫か?」
「うちは、自然タイミングの方針だから、院長の考え方とは合わないかもしれない」
「あなたの病気にとってリスクがあるかもしれない」

と、説明を受けます。(※かなり精神的に追い詰められていたので、記憶が正しいものか、わかりません)

今思えば、この看護師長さんは、良心的な態度で、事実を説明して下さったのだとわかりますが

精神的に追い詰められていた私は、「もう卵子凍結できないんじゃないだろうか、生理がきそうだし(その時主治医から、生理のタイミングで採卵と言われてたこともあり、そろそろ生理が来るという焦りもありました)」と大パニックです。

採卵についての知識も、まるで持ち合わせておらず、「そういうことだったのか!」と初めて知りました。

※結果的に、採卵した浅田レディスクリニックでは、簡易自己注射といって、排卵誘発剤は自宅で、自分で注射できましたし(きちんとした指導を受けます)、私の場合はホルモン受容体が陰性のため、排卵誘発剤を(リスクを抑える薬を飲んで)打つことができました。


10日までに採卵なんて間に合わない!という焦り・パニック状態(そもそも告知を受けて間もなく。寝てない・食べてない状態でしたから)


途方に暮れました。

そういえば・・・

主治医が言っていた「浅田レディスクリニック」に電話してみよう。と思ったのです。





告知を受けて、卵子凍結の決意①

2017年05月18日 15時34分16秒 | 卵子凍結
少しずつ、少しずつになると思いますが、今日から卵子凍結への道のりについて
記事にまとめていこうと思います。

私がまだ闘病中なため、思い出しつつ時系列で、
まとまりもつかない部分も大いにあるかと思いますが
参考にしていただければ、と思います。

2016年12月3日に乳癌の告知を受けた私。

抗がん剤を使用する方針も決まりました。

医師から、抗がん剤で不妊になることについて、特に説明はなかったと思います。

が、私がたまたま医療系の職場で働いていた経緯もあり、
知識が全くないわけではなかったことから、「卵子凍結したい」という希望を
最初に伝えました。

この決断が正しかったか、私にはわかりません。

・治療が遅れること

※現実に、乳頭分泌液があった時点11月25日のしこり1.3mmが、抗がん剤投与開始時(1月25日)には1.5mm(少々隆起し石灰化もあり)と成っていました。
⇒なぜ2か月も期間があいたかというと、年末年始で凍結室のLABOの年1回の点検日にあたったため、12月後半は採卵ができない期間があったためでした。

あ、採卵により、抗がん剤投与が送れる人は、投与開始前にしこりの大きさをエコーで調べてもらった方がいいと思います!

私は、主治医にお願いして事前にエコーしてもらいました。
病院や主治医によると思いますが、
わざわざお願いしなかったら、多分やっていなかったと思います。

主治医も私に言われて「そうねぇ。2か月たってるし、やっとくかぁ」という感じでしたので。

この時点では、大したことないと私も主治医も思っていましたが、
最初のAC療法が効果を得られず、4回のうち2回の投与で終了。
ドセタキセルに変更する際には、腫瘍マーカーが倍増します。



・抗がん剤をするからだで、妊娠を望むことはいいこと?
・そもそもパートナーがいない
・年齢(37歳)の問題で、健康でも妊娠のラストチャンス。病気の治療でホルモン治療をするのならば、5年は服用⇒妊娠を望むなら、2年は服用して、いったんお休みして妊活するようにお話している。と主治医。

母親は治療が遅れることを懸念して、卵子凍結に反対でした。

「あんたが、長生きできるかわからないのに、子供を産まれても困る(母が、子育て代行したくない、できない)」

と言われました。

姉は「したいのであれば、やっておいた方がいい」

と言ってくれました。

どうして卵子凍結したかったのか?

「したいと思ったから」

そうとしか、当時の気持ちは説明できません。

ただ、普通に暮らしていて、結婚して、あぁ子供に恵まれないなぁ。というのと

いきなり「びょうきです 、不妊になります、 胸も全摘する予定です」

と言われて

何もかも、病気にいきなり奪われるなんて、到底受け入れられない!

そう思ったことを思い出します。

「卵子凍結したかった」

ただ、もう突き動かされるような想いでした。

結果的にいうと、

私は、卵巣予備能が低くて、既に不妊体質であり

排卵促進剤を打ちまくっても、2回の採卵で
「3個」の卵子を凍結。

思い通りにはいかないのが、不妊治療なんだと思いました。

3個の卵子に奇跡が起きるのか????
わかりませんが(その前に結婚したいですし)
ただ、

その時がきたら

抗がん剤を受ける前に、卵子凍結した、というのは

価値あることだと思っています。

人生、何があるかわからない

結婚したい人が現れて

その人の子供を授かりたい

そう心から望んだときに

凍結しておいてよかったと思うと思います。