大船渡二日目。
午前中、「デジタル公民館まっさき」の続きをした後、避難所運営ゲーム(HUG)を実施するのをお手伝いしてきました。
これまで、西東京市を中心に、HUGを実施してきましたが、被災したことが無い方が対象で、何かあった折に備えて訓練・気づきを得ようというのが目的でした。
しかし、今回は、被災し、避難所経験もある方が対象ですので、どんなことになるかと心配でした。「こんな甘いもんじゃない!」と叱られるのではないかと。
今回は、進行役の方が、体験者を対象にしているので、最初に参加者にどのような戦略を立てて避難所を運営すべきか考えてもらい、それからゲームを始めました。
22人のうち、約半数が体験者で、彼らが中心となって、最初から、通路を作ろう、地区別に分けよう、授乳のための場所を用意しておこう、受付や掲示板が必要だ、毛布など物資が届くのでそれを保管しておく場所が必要だ・・・などなど、てきぱきと決めて、押し寄せる被災者を捌いて行かれました。
後の発表のなかでは、避難所になるところの間取りなどを予め調べておく必要がある、今回のゲームでは、4つの地域から避難者が押し寄せるという設定になっていたが、違う地区の代表者と日頃からネットワークを築いておくことが大切だ、いざという時の安否確認にも、そうした顔見知りの付き合いが出来ていないと大変だろうというご意見が出ました。
私は、この「デジタル公民館」の活動に今回初めての参加でしたが、末崎の皆さん、いつもの講演会の時などに比べ、積極的に話し合いをされていたとのことでした。
公民館長さんは、被災し、体験したけれど、これを風化させず、もう一度整理しておこうという思いで、今回のゲーム実施になったとのこと。
アンケート集計は、これからですが、皆さんがどのように感じられたのかを拝見するのが楽しみです。
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