まちおもい帖2

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自治体交流会:人口減少

2014-11-23 20:49:25 | 日記
次に、法政大の先生から、今後の人口減少の話が提供された。

首長さんたちからは、企業誘致などで互いに競争しても余り意味がないのではないか。それよりも、教育が重要ではないかといった話が出た。
自分たちの子どもの頃は、出世して東京に行け、地元に居てはいけないと追い出したものだ。この考えを変える必要があるのではないか。
都道府県で先生が採用されるので、地域のことを知らない先生が多い。地域のことを愛するような教育が出来るようになることが望ましい。
人口は減るのだから経済成長も鈍るわけで、お金ではない価値を見出すべきだ。
海士町の町長さんが、この先は分からないが、今Iターンで来ている青年たちは、皆お金ではない、自分の新しいステージを求めて来てくれていると言っていた。

もちろん、首長さんのなかには、上記と違う意見の方々もおられた。
移民を増やすべきという方もいた。
インフラをともかく作ってくれないと、ハンディがあるという首長さんもおられた。
海士町のように、底になって、そこから数100人Iターンが増えたと言うのは良いが、今現在、人口が数千人単位で減っている我が地域とは違うという方もおられた。

2050年までに3000万人も人口は減少する予測だ。
これは、東京都と神奈川県が無くなってしまう数字だ。最も人口の少ない鳥取県の現在の人口は58万人だ。3000万人減るということは、鳥取県から184万人の三重県まで22県が無くなる数字だ。
どんな未来を描いたらよいかは、誰もまだ分からないところだろう。
でも、明治の初めには、日本の人口は3000~4000万人程度だったのだから、そんなに恐れなくても良いのかもしれない。

確かに、若い人がいない地域は、森の管理や屋根の雪下ろしなどなど、実際には、大変だろうが、悲しい絵ではない新しい暮らしのイメージを考えたいと思う。

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