passing (通りすがり)

2019年5月大腸癌発覚、st3c(T4aN2bM0) 2020年5月多発性肺転移 2021年9月骨盤内転移

大腸がん、ステージⅢcの5年生存率37.6%だって?

2020-04-22 | 参考文献・癌について思うこと
ステージⅢcの5年生存率37.6%だと言われたという記事を見つけました。
私と同じ昨年6月に手術し主治医に、言われた数字と書かれている。

5年内に100人いたら63人は死んじゃうんだね。
Amazonや、楽天でこのところ買い物してるけど、辞めなきゃ。
いつどうなってもいいように身のまわりの整理をしなきゃ!

コロナ騒ぎで経過観察も受けられず半年もなにもしなかったら転移再発してるんじゃないの?
改めて自分の病状の悪さを思い知らされました。
心臓がドキドキしています。

自分の生きた証のため、石鹸作り、前からやろうと思っていた和服から洋服へ、洋裁は全く出来ないけど着ない和服がいっぱいあるから挑戦。

何だかせっかく平和的気分を味わいつつあったのに、心臓バクバク🔥😭💣
お勉強も英語も再開しなきゃ!
お勉強の回路はどうやら壊れてしまったのかも、、、

明日からは断捨離するぞ。


がん研有明病院の看護士がコロナウイルスに感染

2020-04-20 | 徒然
経過観察病院からコロナウイルス感染者がでたようです。
手術室の看護師なのか、そのため手術を2割に減らすと書いてありました。
悲しいね。

癌専門病院だから、癌の人しかいない。
手術出来なかったら命に関わる人ばかり。
手術数多いし、困る人いっぱいだと思う。

とにかくコロナが収束してくれないと。
緊急事態宣言が、出たと言うのに都内の公園はいつもより人が多いって?
政府が休業保証して公共の交通機関を止めないとって思う。


病院に経過観察の予約について問い合わせる

2020-04-17 | 診察・経過観察・検査
流石に3週間経っても病院から連絡がないので、
待ちきれず昨日電話しました。
本来の経過観察は本日造影CTで来週が診察日でした。

当地は飛行機の便も減り早朝と夕方しか飛んでいないようです。
日帰りとかは難しいです。
なによりコロナが心配です。
現場は大変な状況なのでしょうね。
この病院は全国から患者さんがきています。
大腸がんの手術数日本一ですからね。

コロナの影響でコロナが収まってから連絡があると思います。

えっ、
3ヶ月毎に造影CTを撮っているのですが撮らなくていいのですか?

主治医から緊急性を要するものではない、とコメントがあります。

コロナが収まった6.7月頃電話があると思います。
コロナ次第で長引く可能性もあります。

1月の診察時に抗がん剤が終わって最初の診察だから今までは抗がん剤で転移再発を抑えている可能性もあるから次回が大切です、
って言われた記憶があります。

腑に落ちないけどいいのかな。。。

CTのある総合病院も新患は取らないようですし、地元ではしません。

転移再発リスクの高い私、そうなったどこで治療したらいいの?
でも何度も書いてるけど今日も書きます。
転移再発するつもりはありません。




新型コロナウィルスのせいで癌難民になった?

2020-04-11 | 診察・経過観察・検査
東京のがん専門病院に予約をキャンセルをし17日目
本来のCTは来週で結果はその次の週。
病院からは順次外来から連絡するということですが、連絡はなし。
予想では連休明けかな。


夫もここで5月半ば癌ドックを予約していましたが病院からの電話でキャンセルとなりました。再開はいつになるかわからないそうです。
某医科歯科大学歯科病院からも電話がありました。私は4月にインプラントの検診を予約していたのですが外来を5月半ばまでやりませんとのこと。


昨日改めて病理診断の結果を再確認しました。
何度も書いてるけど、リンパ管、静脈、神経侵襲ありで特に静脈は高度の侵襲ありでした。リンパ節転移は7個。深達度T4.

腫瘍内科の主治医からはどうせ転移するんだからと言われ、外科の主治医からはここまで悪いとはといわれる始末。
おまけに肺結節もありで経過観察中です。
こんななか、経過の検診もできずにいることは不安しかありません。

昼間は一人で泣いていました。
経過の診察もできず、もし転移が見つかったとしても東京で治療もできない。

コロナで緊急事態宣言も起きているし、癌難民なってる人も多いんじゃないのかな。

癌の怖いところは、転移や再発がわかり治療しないと死んじゃうんだよね。
今の幸せがいつまでも続きますように。

でも、子供や夫でなくて私でよかったのかもしれません。
死にたくないな。
手足症候群が治ったら温泉に行きたい。ここは温泉の宝庫です。

再発リスクを予測するイムノスコアとは

2020-04-05 | 参考文献・癌について思うこと
大腸がんの再発リスクを腫瘍浸潤免疫細胞の密度から予測するイムノスコア(免疫スコア)を開発~新たな分類体系として国際合意~医学誌『Lancet』より

以下コピペです。
今まで少々古いデータではありますが、Stage Ⅲ大腸癌における病理学的因子の再発危険因子として,壁深達T4,リンパ節転移4個以上,PN1,EX 陽性が有意な独立因子として抽出された.というものを信じていたのですが他の要素に起因しているという論文を見つけました。

術後大腸がん患者の再発可能性を予測できる「Immunoscore(免疫スコア;イムノスコア)」と呼ばれる指標が開発された。イムノスコア は、TNM分類や腫瘍細胞の分化など、従来の解剖学的特徴から得られる情報を元に予測するよりも、高い予後予測精度を持つことが検証された。フランス国立保健医学研究機構(INSERM)のJerome Galon氏らが全世界的規模で実施した研究成果で、2018年5月26日Lancet誌(391巻10135号2128ページ)に発表された。

がん免疫学会(SITC)の支援を受けて13カ国の国際的コンソーシアム14機関で行われた研究で、TNM分類でステージIからステージIIIの大腸がん患者2681例から摘出された腫瘍の病理組織検体が解析対象とされた。トレーニング群、内部検証群、または外部検証群(アジア人患者)の3つに振り分け(各700例、636例、1345例)、腫瘍と浸潤境界部分の検体(パラフィン切片)の免疫組織化学染色により、CD3陽性T細胞、および細胞傷害性CD8陽性T細胞の密度をデジタル病理学の手法で定量した。主要評価項目は、術後から再発までの時間に対するイムノスコアの予後予測値で、密度0%から25%を低スコア、25%から70%を中スコア、70%から100%を高スコアのカテゴリーに分けた。

その結果、イムノスコアが高いほど5年再発率が低かった。つまり、抗腫瘍免疫で活躍する免疫細胞が腫瘍や浸潤部に多く存在するほど再発する可能性が低くなることが統計学的に検証された。その傾向に群間差はなく、例えば、トレーニング群では、イムノスコア高スコア集団の5年再発率が8%(14例)、中スコア集団では19%(65例)、低スコア集団では32%(51例)で、高スコア集団は低スコア集団よりも再発リスクが80%有意に低下することが示された(p<0.0001、ハザード比[HR]0.20)。

こうしたイムノスコアと再発率の関係は、年齢や性別、腫瘍深達度を示すT分類ステージ、リンパ節転移の程度を示すN分類ステージ、マイクロサテライト不安定性、またはその他既知の予後因子の影響を受けなかった。さらに、イムノスコアは再発までの時間、無病生存期間、全生存期間といったあらゆる臨床指標と有意な相関関係を示し、イムノスコアスコアが高いほど予後が良好であった。
腫瘍に浸潤する免疫細胞は多彩で、細胞の種類やそれぞれの細胞が発現する抗原、機能や役割などの解明に向けた研究が世界中で行われている。本研究では、現時点の知見を踏まえ、染色の質や抗原の安定性を考慮してCD3とCD8をマーカーとして選択し、これらを発現するT細胞を染色した。北米、欧州、およびアジアのコンソーシアムの各機関が、フランスのリファレンスセンターの指揮・監督の下で施設ごとに解析し、結果は独立した外部機関が評価した。定量化されたイムノスコアは複数の品質コントロールを用いることで厳格に評価され、高い再現性や客観性などを達成した。

本研究は、イムノスコアと術後予後との関連解析の最終結果であり、TNM分類システムと連関する強力な予後因子として再現性と頑健性が示されたことから、新たな分類体の標準として「TNM-Immune」と命名し、支持することが表明された。


この記事の4つのポイント
・術後大腸がん患者の再発可能性を予測できる「イムノスコア」と呼ばれる指標が、がん免疫学会の支援を受け開発された。
・イムノスコアは、腫瘍組織へのCD3陽性T細胞および細胞傷害性CD8陽性T細胞の密度をデジタル病理学の手法で定量したもの。
・驚くべきことに、イムノスコアはTNM分類などの従来の解剖学的特徴よりも、高い予後予測精度持つことが示唆された。
・Lancetはこのイムノスコアを「TNM-Immune」と命名し、支持することが表明した

以下参照




英語版
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(18)30789-X/fulltext