「がん光免疫療法」、いよいよ日本でも「治験」開始――
国立がん研究センター東病院の土井俊彦副院長が語る実用化への期待と展望
国立がんセンター東病院で治験が始まりました。詳細は国立がんセンター東病院のHPに記載されています。2020年5月10日現在
光免疫療法 治験についてのお知らせ(頭頸部がん第Ⅲ相試験について) 2019 年 3 月 11 日
光免疫療法 治験についてのお知らせ(食道がん第Ⅰ相試験について) 2019 年 3 月 11 日
IBM∞無限大から抜粋させていただきました。詳細は↓をクリック
概要だけ載せました。
<<<概要>>>
光免疫療法のロジックは分かりやすくて理解しやすい
――今回のがん光免疫療法の治験には、がん患者さんはもとより、医療関係の方々からの期待もとても大きいと伺っています。
土井 1つはこの技術そのものが全く新しいということです。例えば、進行がんに対しては外科療法、薬物療法、免疫治療などがありますが、これまでは新しい治療薬が開発され、正常細胞とがん細胞への効果を分けることを予測はできても(プレシジョン医療など)、実際にヒトがスイッチのオンオフを決めることはできませんでした。
この点、小林先生が開発した光免疫治療法は、がん細胞に比較的発現の多いEGFR(上皮成長因子レセプター)に結合する抗体(セツキシマブ)に、光(近赤外線)が当たった時だけ反応する物質(光感受性物質)を人工的に結合させます(武装化抗体)。そして通常の抗体治療と同様に点滴で投与することでがん細胞に抗体を結合させます。近赤外光を照射すると、光が当たっている部分だけ光感受性物質が化学反応を起こしてがん細胞の膜を破壊します。光が当たらない細胞や抗体が結合していない細胞には障害もなく、治療選択性を近赤外光を用いてヒトが決めることができるのです。従来の多くの抗がん剤治療では、投与したのちに治療効果をコントロールはできません。
しかも、使用する抗体の量は、従来の分子標的治療薬として投与するEGFR抗体量の10分の1程度(セツキシマブとの比較)で済むという利点があります。普通こんな少量では抗がん剤として効果はありませんが、小林先生はその少量の抗体に光感受性物質を結合し、がん細胞だけが死ぬように工夫したのです。私たち医師としては、あらかじめどこを殺すかを明確にして治療計画を立てることができます。
また、この治療法は、今行なわれている腹腔鏡手術やロボット手術などの外科手術を超える未来をもたらす可能性もあります。早期消化器がん、例えば、早期胃がんや大腸がんは、転移のリスクも少なく内視鏡や腹腔鏡手術のように縮小手術が中心です。従来は、高度な技術が必要でしたが、光を当てる(ある意味見ることができる=光が当たる)だけで治癒となる可能性があります。
心臓の合併症があるためにがんの手術をすれば手術関連死亡リスクが高い場合、患者さんは残存や転移のリスクが低ければ手術ではなく、オプションとしてこの治療法を選ぶこともできる。つまり小林先生が開発した治療法は、患者さんの選択肢を大きく広げることも可能にするかもしれません。
(わたし素人の思い)
この光免疫療法を扱っている病院もあるようですが小林先生が開発した光免疫治療法とは癌細胞に結合する抗体が違うようですし、その実態があやふやだし、個人レベルではエビデンスも出ていないと思われます。小林教授はセツキシマブを抗体につかっています。これは分子的抗がん剤だと思うので癌細胞はそれに反応します。その反応したところに光を当てて癌を破壊するというシステムだと理解しています。
これに関わったとことのある方に聞いたところ光療法は前からある療法で理論的にはどこも同じだと思うけど、抗体が何によるかで結果の出方が違うようです。
全く結果が出ないところも存在するかもということでした。自費でやる場合は300万前後だと書かれていましたが、非常に安いと言っていました。
私も一瞬考えてみたりもしました。今世の中コロナだし、動くリスクもあるし。。。
未だ経過観察できないでいますし、藁をもつかむということでしょうか。
とりあえず保留か流すことにします。
まずは論文読めや!ということで論文読解に挑戦します。