窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

カッコウ、毛虫大好き

2020-06-22 22:58:30 | 山野の鳥

カッコウのメスが托卵するために静かにハマナスの枯れ枝に止まっています。

まったく鳴かず、周辺の草むらの中を窺っています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

          ★ カッコウ、毛虫大好き ★

オスが鳴き、托卵する小鳥の注意を自分に引きつけます。メスは静かに草むら

木に止まり、托卵できそうな相手の巣を探します。

卵を抱く小鳥はカッコウのオスにに警戒を強め、追い出そうとまといつきます。

注意を引きつけたカッコウのオスは時々、カッコウと鳴き、相手を引き付けます。

長引けば抱卵しているメスが巣から出て、食事をとりに巣から離れます。

カッコウのメスはこの瞬間を、粘り強く待つのです。その間、お腹が減ります。

枯れた灌木の枝に止まっている間もお腹を減らしていきます。注意を払い、顔

だけ左右に向きをかえ、四方に注意を向けていますが、突如飛び出し、近くの

草むらに飛び込みます。

産卵に行ったかなと思いきや、大きな毛虫を嘴に挟んで飛び出してきます。

体長6cmはあろう毛虫です。頭の方を掴んでいます。

抵抗ができないようにしています。それでも毛虫は体を曲げ、抵抗します。

すると上下に頭を振り、毛虫を揺さぶります。何回か繰り返すうちに毛虫が

抵抗をしなくなります。

毛虫の力がなくなってくると、くちばしを大きく開け、丸呑みしようと頭を上げ

ます。毛虫の頭から飲み込んでいきます。おそらく尖った毛先がのどや食道に

刺さらないように注意してるんです。

托卵相手に察せられないように素早く餌取りするメス。持久戦でも食べ物の補給

必要なんですね。それにしても大きな毛虫が草むらには多くいます。



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