窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

空中戦、オジロワシ

2022-04-30 20:32:15 | ワシのいる風景

4月下旬から5月のはじめ、オジロワシが多数野付半島の浜辺に集まる。

理由は分かっている。ニシンだ。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

            ■ 空中戦、オジロワシ ■

風蓮湖系のニシンが群れになり回遊してくる。野付湾に入りアマモに卵を

産みつけるのではと思うのだが、確信はない。

雑魚をとるために仕掛けられた定置網にびっしり卵を産んでいくことがある。

それを恐れて7,8年前から定置網を上がてしまうところが多くなった。

オジロワシが集まるのは浮き上がってくるニシンを狙ってくるようだ。

集まりすぎて、時々ケンカもどきの空中戦をやる。

 


オオハクチョウ、ロシアへ

2022-04-29 20:17:30 | オオハクチョウのいる風景

オオハクチョウが野付湾より旅立って行った。今年は集まったオオハクチョウ

一斉に飛び立ち、北上して行くシーンは観れなかった。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

          ★ オオハクチョウ、ロシアへ ★

オオハクチョウの旅立ちの日は毎年天候とにらめっこだ。高気圧が通過して行く

日を選ぶのだが、今年は低気圧、高気圧と小まめに来る。風が強く、一斉に飛び

立つ機会が無いらしい。

早朝に行き飛び立つのを待つが、飛ぶのか飛ばないのかはっきり読めない。

ばらばらと飛ん行く群れを少しだけ撮れた。彼らは野付湾を出発すると知床連山

をめざし、遠のいて行く。


走るエゾジカ

2022-04-27 17:06:44 | エゾジカの四季

野付半島に雪が綺麗に無くなりました。陽炎が経ち、水分が大地から蒸発

して行きます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

             ★ 走るエゾジカ ★

草原や湿地は地面が締まり硬くなってきました。エゾジカのオスたちが移動

してきます。雪解けが進んでから行動範囲がずいぶん広がりました。

新芽を求め、活発に動きまわっているようです。遠出しすぎて、自分たちの

棲息域に慌てて帰って行くシーンに出会いました。

冬に比べると躍動感が素晴らしい。春の日射しいっぱいの中、脂肪がとれた

体の筋肉が浮き彫りです。

 


オナガガモの数が増えてきました。

2022-04-24 19:48:59 | カモ類

カモの数が増えてきました。野付湾ではオナガガモやヒドリガモが多くやって

きます。

これから日本各地で越冬していたカモ達が中継地として利用します。

アマモや昨年に実った植物の種を食べて約ひと月過ごします。

干潟や湿地に群れるカモたちのすがたには勢いと元気を感じます。

彼らを狙い猛きん類も増えてきました。


湿地の水、温む。

2022-04-23 21:27:45 | エゾジカの四季

今季の冬は雪が少なく、地面の凍れが深かったせいか、雪が融けづらかった。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

             ★ 湿地の水、温む ★

凍らなかった湿地は太陽の日射しのおかげで水が急速に温んできました。

水の中では葦の新芽が出はじめました。

それを食べに、日中からオスの群れがやってきて、水の中の新芽を食べています。

枯れ草しか食べていなかったせいか、嬉しそうに見えます。