とうとう5月は夏日と言われる25℃を超える日がありませんでした。例年より
早く、勢いよく北上していた桜前線は根室地方では当てはまりませんでした。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 寒い ★
エゾヤマザクラが海霧のせいか、5月下旬まで咲いていました。吹きさらしの
場所で寒かったんでしょうね。
フキノトウの花が茎が伸びて綿帽子になっています。遅いでしょう。
カッコウが鳴きだし、ようやく作物の作付準備が始まりました。
寒い寒い根室地方です。
とうとう5月は夏日と言われる25℃を超える日がありませんでした。例年より
早く、勢いよく北上していた桜前線は根室地方では当てはまりませんでした。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 寒い ★
エゾヤマザクラが海霧のせいか、5月下旬まで咲いていました。吹きさらしの
場所で寒かったんでしょうね。
フキノトウの花が茎が伸びて綿帽子になっています。遅いでしょう。
カッコウが鳴きだし、ようやく作物の作付準備が始まりました。
寒い寒い根室地方です。
今年の春も多くのキョウジョシギが野付半島に寄ってくれました。いい天気の
日になかなか行けず、濃紺の海面を飛んでいく姿を撮ることができず残念。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ キョウジョシギ ★
野付半島を通過して行くシギを観察していて気づきました。大方が北極海に
面したツンドラ地域で繁殖するシギたちです。
グーグルアースを見ながらロシアの人々もなかなか行けない厳しい環境で繁殖
するこれらのシギに尊敬の念がいっぱいです。
キョウジョも北極海に面したツンドラ地域で繁殖しています。一見派手な夏羽
に見えますが、干潟や砂利の海岸に降りて餌取りする群れを見ながら、その環
境に紛れる羽色にいつも感心します。
オジロワシが海岸に来て海の方を眺めています。廃船の残滓の上に乗り、何か
を待っています。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ オジロワシの糞射 ★
この時期はニシンの群れが回遊します。カタクチイワシもやってきます。マイ
ワシが最近増えてきました。
イワシの群れは黒い雲が動くような、うみの中を変幻自在に移動して行きます。
群れが野付半島の沿岸に接近してくるとき、たまに海岸に打ちあがることがあ
ります。
ニシンもそうです。そんな偶然の海からのおこぼれをワシやカモメ、カラス、
キツネたちがいただけるのです。
待つオジロワシは気長に待っている風です。たまに偵察に出かけます。飛び立
つとき、必ず見かけるのが糞射です。身を軽くしてから飛ぶのか、お腹の筋肉
に力を入れるためなのか、いろいろ考えます。
まず前傾し、翼とお尻を上げます。総排泄口の周りの羽を広げ、糞を思い切り
後方へ噴射します。1本のロープみたいに長い糞が出ていきます。
それが終ると曲げていた脚でキックして飛び立ちます。長年見てきたオジロ
ワシ。必ずこの糞射をしてから飛び立って行きます。
北極圏で繁殖しているシギたちが次々に立ち寄って行きます。5月はシギチドリ
に会えるわくわくする月です。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ キアシシギ ★
夜中に散歩していると我が家の上空をシギが渡って行くのが分かります。ピピッ
とか、ピーゥイというよく透る声が通過して行きます。短時間の散歩中に聞こえ
てくるシギたちの声。毎晩聞こえるので相当な数のシギたちが通過していって
いるようです。
中でもキアシシギの声は識別しやすくよく分かります。キアシシギは北極圏の
ツンドラ高地で繫殖するシギ。気温が上がってくる6月初旬を目指し北上して
いる模様です。
野付半島の干潟や湿地に姿を見せていますが、秋の渡りほど多くはありません。
干潮が始まり海水が引きだすと泥炭が削られた干潟の水路に小魚やゴカイなど
を捕りに単独でやってきます。海水の流れが速くなり、底から浮き上がってく
る生き物を捕りに集まる小魚を狙い、前傾しながら走り回っています。
キアシシギが繁殖する山間渓流で採食する行動が垣間見られる動きです。
夏羽になり前胸小紋がとっても美しくなっています。波紋を思わせる精細な模
様はしみじみ見ると美しい。ツンドラ地帯で繫殖する他のシギたちの背中の羽
色が赤錆色が多いのにキアシシギの背中は灰色。急峻な渓流の石だらけの環境
に合わせている保護色です。
キアシシギの声が聴かれなくなると寂しい干潟にしばらくなります。
根室地方はオーホツク高気圧が南下して、初夏になっても寒さが流れ込んで
きます。桜も例年通りの開花に。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 海霧の季節になりました ★
寒気は水温の高い海水とぶつかり海霧を海岸に送り込んできます。地面を這う
ように海霧が流れ込み、太陽の光を遮断します。
それでも気温が少しずつ上がり、花が咲き、木々の芽が出てきて春っぽくなって
きました。
牧草しかできない大地、根室大地。海霧のおかげです。いい牧草ができて、美味
しいミルクができます。
遅まきながらタンポポが咲きだしました。一斉に咲きます。しかも花茎が低い
ので絨毯のようなけしきが出来上がります。
ソメイヨシノのように白い花を咲かせるのはスモモ。開拓時代から植えられ、
おやつ代わりに食べられました。その下を農耕馬がゆったりと歩いてきます。
今はバンバ馬や食肉用に飼育されていますが、馬がいるとほっとさせられます。
寒くても慣れるといい季節です。