毎日散歩するタワラマップ川の河畔に生えるハルニレの巨木。折れた枝の根元に開いた
洞にエゾフクロウが久々にやってきてました。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 久々にエゾフクロウ ★
滅多に使わない洞ですが、年に数えるほど、休息所みたいにして利用することがあります。
初冬の方が多い傾向があります。
木の葉がすべて落ち、見通しが良くなり飛びやすくなります。良い天気が続き、落ち葉が
乾燥してくるので林床の音が拾いやすくなるからす。
ミズナラのドングリが落ちいて、それを食べるエゾヤチネズミやエゾアカネズミが動き回り
ます。普段は地面が湿っていて歩く音が出にくいのですが、今時期は枯れ葉を踏む音、
擦る音が意に反し出てしまうのです。
エゾフクロウはそれを利用してハンティングをします。夜に枝に止まり、聞き耳を立てます。
眼を中心にパラボラアンテナみたいな顔は集音器。丁度眼の下に耳穴が開いています。
音を集めることができるのです。左右の耳穴は上下に少しずれていて、来る音の誤差で
音源を特定してしまうのです。
大きく丸い目はわずかな光でも狙うものを見つけられますが、耳の精度にはかないません。
夜が明け、日射しが出るとネズミたちは活動をしなくなるので、洞に入り木に同化して
気配を消すのです。
フクロウの右横にシロハラゴジュウカラが止まり、フクロウの様子を覗き込んでます。
カラスやタカ類に見つかると追い立てられます。それを避ける目的もあります。
ちょうどカラ類の混群がやってきて、見つかってしまいました。ハシブトガラが来て、
次にゴジュウカラが来ました。近くで彼らなりの威嚇をしますが、目をかすかに開き
ひたすら無視、全く動くことをしません。
フクロウの様子を見てから上の方へ上がって行きました。
小鳥になめられてたまるかというような動じない雰囲気を出していました。