窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ウミアイサ、冬に暮らすカモ類が増えてきました。

2020-11-20 20:05:01 | カモ類

陸鴨が増えてきましたが、海ガモたちも多くなってきました。海に潜水するカモ

代表はアイサ類です。中でもウミアイサが目立つようになりました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

      ★ ウミアイサ、冬に暮らすカモ類が増えてきました ★

これからシーズンが進みだすと根室海峡には数万羽のウミアイサが魚を追いかけ

右往左往して行くのが見られます。

その前段にやってきたウミアイサの小さな群れが野付湾の中に小魚を求め、入

って来ています。

満潮時に向かい潮が入ってくると小魚の群れが活発に湾の奥の方に群れを作り

移動してきます。それを追いかけウミアイサのペアが入ってきています。

集団でもなくても小魚をうまく捕ることができます。

私に気づき慌てて飛び出して行きます。素早く、速く、水を蹴って飛んでいき

ます。


餌場にやって来るオオハクチョウたち

2020-11-18 18:29:45 | オオハクチョウのいる風景

10月下旬に大挙やってきたオオハクチョウたち。穏やかな天候で根室地方の

生活に馴染んできました。以前は野付湾を拠点に生活をしていましたが、デン

トコーンの栽培が始まってから内陸にシフトしています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

       ★ 餌場にやって来るオオハクチョウたち ★

野付湾で夜を過ごした群れが飛び立ち、次々に内陸に飛んでいきます。内陸の

沼で夜を過ごした群れも日が登り、明るくなってから飛び出して行きます。

今年はデントコーンの刈取りが完璧で落ちている実が少ないので、どこに飛んで

行き、集まっているのか、探し出せません。家族単位でばらばらに餌場を探し

回っているようです。

早朝に飛び出した群れが牧草地に降り、牧草を食べているところには、声を聞

きつけた小さな群れがやってきます。いったん降りて休むんですが、次々に飛び

立ちまた飛んでいきます。

上空を通過して行く群れはたくさんいます。下の様子を見て、目的の餌場に向

います。

オオハクチョウの通勤ラッシュみたいな時間帯があり、待ち構えて群れがやっ

きて遠ざかるのを観察するのも悪くありません。

中継地としての役割を担う根室原野で12月の雪が降るまで、2か月近く滞在し

ます。


秋深し、タンチョウ

2020-11-17 18:20:04 | タンチョウのいる風景

すっかり冬めいてきました。落葉はほとんど葉を落としました。寒さが厳しさを

増し、カラマツの葉が一斉に黄色く色づき、日が当たると燃え上がるように見え

ます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

            ★ 秋深し、タンチョウ ★

オオハクチョウや亜種ヒシクイが集まっていたデントコーン畑が来年の準備で

掘り起こされ、黒い土色に変貌しました。

そこにタンチョウが集まってきています。デントコーンの落ち実が少ないので

今年は多く集まってきません。ただ、タンチョウは土の中の虫を食べるので、

らかく掘り起こされた土に嘴を差し込み、食べるものを捜し歩いています。

黒い景色にタンチョウの白が映えます。後背にカラマツが黄色に輝き、晩秋の

装いを演出してくれます。のんびりとゆるやかに歩くタンチョウは神経質な夏季

までの表情をすっかり削ぎ落としています。

穏やかな晩秋のひとときです。

 


オオハクチョウ

2020-11-07 19:43:14 | オオハクチョウのいる風景

オオハクチョウの数が10月下旬から増えだしました。わが家の上空を朝7時半

頃に通過して行く群れが見られます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

            ★ オオハクチョウ ★

風蓮湖で最初に見かけたのは10月18日でした。日の出とともに9羽、5羽の

小さな群れが飛び立って行きました。25日に野付半島に行ってみると100羽

以上がやってきていました。あわてて内陸部に探しに向かいました。

オオハクチョウのほとんどは、気候の状況を見極め、彼らがロシアからオホーツ

ク海を南下して滞在するアムール川河口地帯に留まっているようです。

寒気が日本列島をすっぽり覆い尽くしたときに大挙してやってきたのです。中標

町内を探索すると毎年集まってくる牧草地の中の沼で休むオオハクチョウを見

けました。

日中に群れが次々にやってきます。着水するとほっとしたように沼の水面でくつ

ろいでいます。落ちついてくると日中には全くいなくなるので、渡って来た連中

ようです。

さっそくデントコーン畑を探して回りました。作付が拡大したために探すのが

大変です。昨年いた場所には姿は見られません。車で探し回り、白い姿を探し

ました。

新しく作付が行われたデントコーン畑に300羽以上のオオハクチョウたちが

降りて落ちた実を拾っています。彼らには牧草より、アマモより、デントコー

ンの実がご馳走のようです。

デントコーンの作付が行われる前はほとんどのオオハクチョウが野付湾に集ま

っていたと思います。今はほとんどの個体が内陸に集まり、食事をとっています。

根釧原野はオオハクチョウにとり、とっても重要な渡りの中継地です。1万羽以

上の群れが11月から12月にかけ逗留して行きます。2か月という期間滞在し

雪と氷に閉ざされるために本州の方へ移動して行きます。

特に根室地域はオオハクチョウにとり中継地であるけれども、滞在地としては

とっても重要な地域であるように思われます。

止む無く渡る本州より彼らにとってはより重要な場所になっていると思われます。

渡りのコースが分かりはじめ、この地域の価値が見直されてきています。

餌場を求め移動して行くオオハクチョウを観察しながら考えました。


オオハクチョウ

2020-11-07 19:43:14 | オオハクチョウのいる風景

オオハクチョウの数が10月下旬から増えだしました。わが家の上空を朝7時半

頃に通過して行く群れが見られます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

            ★ オオハクチョウ ★

風蓮湖で最初に見かけたのは10月18日でした。日の出とともに9羽、5羽の

小さな群れが飛び立って行きました。25日に野付半島に行ってみると100羽

以上がやってきていました。あわてて内陸部に探しに向かいました。

オオハクチョウのほとんどは、気候の状況を見極め、彼らがロシアからオホーツ

ク海を南下して滞在するアムール川河口地帯に留まっているようです。

寒気が日本列島をすっぽり覆い尽くしたときに大挙してやってきたのです。中標

町内を探索すると毎年集まってくる牧草地の中の沼で休むオオハクチョウを見

けました。

日中に群れが次々にやってきます。着水するとほっとしたように沼の水面でくつ

ろいでいます。落ちついてくると日中には全くいなくなるので、渡って来た連中

ようです。

さっそくデントコーン畑を探して回りました。作付が拡大したために探すのが

大変です。昨年いた場所には姿は見られません。車で探し回り、白い姿を探し

ました。

新しく作付が行われたデントコーン畑に300羽以上のオオハクチョウたちが

降りて落ちた実を拾っています。彼らには牧草より、アマモより、デントコー

ンの実がご馳走のようです。

デントコーンの作付が行われる前はほとんどのオオハクチョウが野付湾に集ま

っていたと思います。今はほとんどの個体が内陸に集まり、食事をとっています。

根釧原野はオオハクチョウにとり、とっても重要な渡りの中継地です。1万羽以

上の群れが11月から12月にかけ逗留して行きます。2か月という期間滞在し

雪と氷に閉ざされるために本州の方へ移動して行きます。

特に根室地域はオオハクチョウにとり中継地であるけれども、滞在地としては

とっても重要な地域であるように思われます。

止む無く渡る本州より彼らにとってはより重要な場所になっていると思われます。

渡りのコースが分かりはじめ、この地域の価値が見直されてきています。

餌場を求め移動して行くオオハクチョウを観察しながら考えました。