過去の写真を見直していたら、今は、亡き甲斐犬の「静」ちゃんの写真を発見。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 愛犬、静ちゃんと ★
涙がでた。
わが町にこよなく甲斐犬を愛した人がいた。
オスとメスを飼い、自然にして過ごさせていた。大丈夫かなと心配していたら、
つぎつぎに子供ができた。
初めの頃は珍しさもあり貰い手がたくさんいた。
メスもオスもとっても穏やかで、性格が良かった。その子たちも親に似て
穏やかで、攻撃的でなく、愛されるキャラだった。
数年たって飼い主さんが僕のところに来て「子犬いらないか」とつぶやく。
どうしたのと聞くと「貰い手がいなくなった。」困ったという顔。
「いないとどうする。」、「川に捨てるか」。
その時、2頭を引き受けた。1頭は飼ってくれる人がすぐに見つかった。
少し不細工な子犬がひと月我が家で暮らす。
一緒にいると可愛くなり、飼うことにした。おとなしく静かだったので、
「静」と名付けた。
甲斐犬は一時絶滅しかけた犬。作家の戸川幸夫さんが心配して保護活動を
されてから復活したまぼろしの犬種。
狩猟本能がすごく、森の動物や小鳥の存在をいち早く教えてくれた。