窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

ヒシクイ、日の出飛び立ち

2023-09-30 20:44:04 | コクガン・ヒシクイ・ガン類
日の出前、葦帯の中からざわめきが聞こえてくる。お目覚めだ。
 
 
          ★ ヒシクイ、日の出飛び立ち ★
 
くわーっ、くわーっ。トラペットの音の濁ったようなよく響く声。
 
しばらくするとヨシ帯の外の海面に鳥が出てくる。ヒシクイたちの鳥影。
 
 
途端に活気が出る。ざわざわしているうちに、海面を走るバタバタ音が始まる。
 
ヒシクイたちの飛び立ちだ。
 
 
ちょうど太陽が森林の上に顔を出したところ。群れが次々に飛び立って行く。
 
光の中を群れが通過して行く。
 
 
そして森林の上をかすめるように牧草地へ飛んで行く。

ミユビシギ、好き

2023-09-28 14:39:35 | 根室の風景
ミユビシギがぽつぽつと少数で渡ってきてる。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
             ★ ミユビシギ、好き ★
 
打ち上げられたアマモの塊の上で休んでいたり、砂礫の海岸を歩き回っている。
 
白く見える。目立つわけではないが、歩きだすと白さが目立つ、不思議な
シギだ。
 
 
北極海に面したツンドラ地帯で繁殖する。
 
ヒナが生き残る率が少ないのか、二重巣卵体制を取る。
最初の巣でオスが抱卵し、育雛をする。メスは次の巣を作り産卵、抱卵し、
単独でヒナを育てる。頑張るシギなのだ。
 
秋の渡りはオスが早く、メスが遅く渡って来るという。
 
 
人をあまり恐れない。ゆっくり近づき、静かにしていると近くまで来てくれる。
 
 

ツリバナの実

2023-09-26 16:51:28 | 植物
ツリバナの実殻がパッカと開きだした。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ ツリバナの花 ★
 
タワラマップ川の散歩道にひっそりと生えている。
 
今年は不作。ぽつぽつとしか実がない。同じ仲間のマユミも実が少ない。
 
 
花柄が長く、実が垂れ下がる。
釣り下がるように咲くことから、ツリバナの名前の由来だ。
 
 
確かにマユミよりすごく長い花柄。
 
最近増えてきたメジロがやってきて橙色の実を食べていく。ハシブトガラも
食べる。
 
 
実は毒があるけど、小鳥には大丈夫のようだ。
玉ねぎを食べると死ぬ犬、食べても死なない人みたいなものか。
 
ただ見ていると質素な形と色に吸い込まれる。
 

ミヤコドリ

2023-09-24 18:29:10 | シギ・チドリ
黒と白のツートンカラー。はっきりした羽色は干潟では映える。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ ミヤコドリ 
 
毎年、春と秋に必ず姿を見ることができる。ようになってきた。
 
 
砂地の干潟にやって来る。
この数年、水位が上がったせいでアサリが増えた。
 
ミヤコドリにとりアサリは魅力的な食べ物。
 
 
風蓮湖に寄ることが多かったが、少しづつ魅力的な干潟になってきている。
 
嘴とアイリング、脚の赤色は黒と白の体の羽色に上品さを引きだす。好きだ。
 

タヒバリ・たくさん渡って来た

2023-09-23 16:34:22 | 根室の風景
 タヒバリが渡って来た。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
         ★ タヒバリ・たくさん渡って来た 
 
「ピィッ ピィッ」と細い声で鳴き、飛び立って行く。
 
 
泥炭の干潟をシギチドリを探しながら歩くと草地から湧くように逃げていく。
 
初めて確認して1週間。数が急激に増えている。
 
野付半島はタヒバリの重要な渡りのコースになっているようだ。
とにかく多さに感心する。これを狙て猛きん類も現れた。
 
 
根室・釧路から十勝地方にかけての道東では数多く見られるそうだが、道央や
道南など田んぼの多い北海道の西半分ではほとんど見られない。
 
興味ある渡りをする鳥だ。