日に日に日射しが強くなっていくのを感じます。眩しさが1月の光とは全く
違ってきました。夜の寒さは低くなりますが、太陽が出ると急上昇します。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ オジロワシ夫婦 ★
春の兆しは着実にやってきています。見かけるオジロワシがペアになっている
ショットが多くなりました。
羽が白っぽく見える成鳥です。寄り添いともに行動をしています。いよいよ繁殖
の兆候が見えてきます。
日に日に日射しが強くなっていくのを感じます。眩しさが1月の光とは全く
違ってきました。夜の寒さは低くなりますが、太陽が出ると急上昇します。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ オジロワシ夫婦 ★
春の兆しは着実にやってきています。見かけるオジロワシがペアになっている
ショットが多くなりました。
羽が白っぽく見える成鳥です。寄り添いともに行動をしています。いよいよ繁殖
の兆候が見えてきます。
雪が少なかったのに、自然はどこかで調整してきます。とうとう積雪が増えて
きました。内陸は40センチ以上の積雪がありますが、野付半島は強風で飛ば
され、20㎝ほど。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 雪降れば、苦労が増える ★
それまではのんびり草を食んでいたエゾジカたち。雪は食べ物の枯れ草を埋め、
隠してしまいます。食べるために雪を掻き、掘り出し、食べなければなりません。
強風で締め付けられた積雪は硬く、ふわふわに見える雪とは全く別物になります。
それを前足で掻き、口を突っ込み、引きちぎらなければなりません。
それまでの10倍以上のエネルギーを使わなければなりません。積雪が多くな
ればさらに増します。
エゾジカは苦労のいらない強風がもろにあたる海岸線に沿った草地に集まって
きます。楽したいんです。老齢化したオスジカたちが目立ちます。
メスの群れは恰幅のいいボスジカに守られ、日中は海岸線には出てきません。
オスジカばかりです。オスジカは力があるせいで、締まった雪を前足で掻き、
黙々と枯れ草を食べています。穏やかな表情をしていますが、昼日中からオー
プンな場所に出てくるのは、ひもじいのです。
近くに寄っても、危なくないと理解すれば、近寄らせてくれます。森の中では
考えられない行動をとっています。
観察する者には嬉しいことですが。
今季はひもじい。12月から強力寒気団が降りてきて、根室地方に居座った
おかげで野付湾や風連湖の凍結が早かった。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ ひもじい季節 ★
ひもじい時の神頼みになる海岸線が野付湾から流出してくる国産流氷で覆われ、
風が吹いても大きな波が発生しずらくて海の中から打ち上げられるものが少な
いのです。
もっとも影響を受けているのがオジロワシやオオワシ。海岸線のテトラポット
や防波堤に止まっている個体が少ないのです。1月末といえば野付半島だけ
でも200羽近いワシたちが数えられました。
今年は10羽くらいしかいません。本当に寂しい。バードウッチャーとしては
愉しみが半減し、寒さが身に沁みてきます。
それでも地付きのワシは偵察にやってきます。波が打ち寄せやすい海岸に来ては
波ぎわに打ち上げられているものをチェックして行きます。
気が付けばカラスもカモメも今期は数が少ない。何処まで食べ物を探しに行って
いるやら。
一羽砂浜にたたずむオジロワシを観察しながら考えました。
でも、彼らが待ち望んでいた風蓮湖や野付湾の氷下待ち網漁の網の設置が始まり
ました。毎日水揚げされ、選抜されずに投棄される雑魚がワシたちに恵みを与え
てくれます。
活気が戻ってきます。ワシが集まってきます。
この冬はマイナス20℃前後になった朝が多い。厳寒大好きには、わくわくす
る気候です。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ マイナス20℃の朝 ★
弟子屈町の藻琴山の中腹に行けば、ダイアモンドダストやサンピラーが必ず見
ることできるのに、遠い。でもいいのだ。根室原野でもマイナス20℃の美し
い景色が現れるのだ。
自称「フロストツリー」(frost tree)と名付けた風景を広大に見ることができる
のです。マイナス20℃の中、空気中の水蒸気が大地一面に漂うことがあります。
根室原野の木々の枝枝に付着して凍りつき、霜のような結晶となり成長し、木が
真っ白に変身します。
太陽が地平線から顔を出し、森の樹冠に当たりだすとそれまでくすんでいた白が
突然に発色します。角度により金色に輝き、白くなった木の輪郭がふわりと浮き
上がってきます。
絶句です。その美しさに圧倒されます。でも・・・・。この美しさは太陽が容赦
なく登ってくるので、どんどん色あせてきます。しかも、光のエネルギーでフロ
ストが破壊され、散って行きます。
落ち往く結晶はダイアモンドダストになりわずかな間光り輝き、浮遊して消えて
いきます。はかなき繊細な美しさ。
寝坊すれば見ることのできない広大なスペクタクルです。
カワアイサが河口の氷が流された後にやってきます。真水を求めやってきてる
と思われます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ カワアイサ ★
沖合には100羽以上の群れがいます。もっと沖合には大きな群れがいそうです。
海上で生活するカモ類は真水を飲みに来る輩がいます。
みんなではないと思うのですが海から飛んできます。彼らは警戒心が強いので
近寄ると走って水面から飛び出して行きます。本格的に飛ぶとすごく早いので
すが飛び立つときは体重が重そうでどてどてしたけたたましさが目立ちます。