窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

アマモの森

2022-08-25 17:26:26 | 植物
野付湾は日本一のアマモの群落がある。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
              ★ アマモの森 ★
 
「つ」の字のように曲がった野付半島に囲まれている。日本最大の砂嘴半島が
囲む湾は水深が浅く、アマモが生える好条件を備えている。
 
 
8月に入り、アマモの成長が進み、潮が引くとアマモが水面から出てくる。
水辺に寄るとアマモの密度に圧倒される。
 
アマモは多くの生き物を育む。頂点に立つのはゴマフアザラシ。
夏季はオホーツク海を北上してカムチャッカ半島の方まで行き、繁殖している
のに、湾内には100頭ほどが定着し繁殖する。
 

僕の大好きなホッカイシマエビがたくさん棲む。アマモを寝床に繁殖し、

尾岱沼の町の名物になっている。漁師はこの湾を大切にして、手厚く保護して

いる。


スリムなキタキツネ

2022-08-24 16:00:07 | キタキツネの生態
平和な日常。子育てが一段落したキタキツネの親たち。単独生活が始まった。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ スリムなキタキツネ ★
 
ルーティンの食べ物探しをしている姿を見かける。
 
子育てに全力投球してきたせいで、すっかりスリム。
冬毛は抜け落ち、サバサバの夏衣装。こんなに細いのです。
 
 
これから毛が伸び、艶が出て、美しいキタキツネになります。

 


シカギクとエゾシカ

2022-08-20 20:40:19 | エゾジカの四季
海岸の植物も秋らしくなった。シカギクがこんもり咲いている。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ シカギクとエゾシカ ★
 
海霧の消えやらぬ海岸の砂礫場。フランスギクのような花が目に付く。
 
葉が細かく裂け糸状になっている。内陸部では見かけない。細かく枝分かれ
した葉が鹿の角に似ていることで名付けられている。
 
 
気をとられているとミズナラの森からエゾジカの群れがやってきた。
オスばかりの群れだ。
 
 
角の形とシカギクの形状を比較した。似ていると言えば似ている。
 
 
滅多にない出会いだ。

 


キアシシギの合唱

2022-08-19 20:18:55 | シギ・チドリ
飛びながら鳴くシギは多いが、キアシシギの声は格別だ。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
            ★ キアシシギの合唱 ★
 
ピーゥイとよく澄んだ声。
夜、暗闇の中を鳴きながら通過して行く声は秋の風物。
 
 
ここは渡りのコースなんだと実感する。
 
干潟の上空を32羽の群れがやってきた。少なくとも300m先くらいか鳴きあい
ながらこちらに向かってきた。
 
 
ピーゥイの声の合唱。初めて聞いた。
 
互いに鳴きあうのもいいもんだ。単発の声に比べると響きあいながら声量が
大きく聞こえた。
 
何事ぞと思い必死で探すと群れが現れた。キアシだけの純群れ。