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きままに

「要領得ぬ身ですが安閑としてやっています。」

春の訪れを知る

2021年02月23日 05時22分54秒 | 野鳥

晩秋に北方から来て春には帰る雁を雁音(かりがね)と呼ぶのは古来、多くの人がその声をめでたからだそうです。

「雁」が使われた熟語はたくさん有りますね。

雁木、雁風呂、雁擬、雁首、雁行、雁戸、奴雁、雁奴、帰雁、初雁、落雁・・・

雁に自分の心を託して詠んだ歌も多いですね。

春になって北へ帰る雁をよんだ歌です。

はるがすみ たつを見すてて ゆくかりは 花なきさとに すみやならへる (古今和歌集31)

【訳】春霞が立ちまもなく花もさき楽しい春になるのに、それを見捨てて北国へ帰ってゆく雁は、花の咲かない里に住み慣れているのであろうか。

雁は秋の訪れを告げる鳥ですが、北国に飛び去る事で、春の訪れを告げる存在でもあるのですね。

 

サンライズ出雲を撮影してから、白鳥ロード辺りに真雁がいないかズッと探していたのですが、何処にも見当たりません。

それならと、1月末にヒシクイがいたコハクチョウの塒(ねぐら)に近い餌場へと引き返しました。

餌を啄んでいるコハクチョウの群れの中には見当たらず諦めていました。

コハクチョウの群れが塒(ねぐら)へ休憩に返って来るのを写していたら、遠くにカラスの群れらしきが見えました。

カメラを向けて良かったです。見過ごすところでした。ファインダーに入った16羽の真雁の飛翔に夢中になり姿が見えなくなるまで追いました。

 

 

                                                          2021/02/21撮影

 

 

上の写真をトリミングしました。

 

 

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タブレット端末やスマホ等では扱いが異なるようです。
     
 
 
カメラ・レンズ:Nikon D5 200-500㎜(f/5.6)  現像:DxO PhotoLab&Photoshop