異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

【天皇生前退位問題】小林よしのり氏、産経新聞を万死に値する”逆賊”と吠える。

2016-08-19 21:25:50 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制

【天皇生前退位問題】小林よしのり氏、産経新聞を万死に値する”逆賊”と吠える。

意見をつなぐ、日本が変わる。BLOGOShttp://blogos.com/article/187552/より転載

腹を斬る覚悟で叛逆しているのか?

産経新聞はいかにも尊皇派のような紙面づくりをしながら、その実、逆賊新聞である。
Y染色体・男系固執を煽り、女性宮家創設を妨害し、今は皇室典範の改正を阻む世論作りに精を出している。
逆賊一直線で男尊女卑の読者を煽り続けたその罪は、万死に値する。

天皇陛下のお言葉の後でも、連日、識者を登場させて「摂政で誤魔化せ」と唱え続け、皇室典範改正を否定し、外国人を出してまで男系固執を主張させているが、一番卑怯なのは高森明勅の意見を掲載しないことだ。
男系固執を狂信する「運動」で紙面づくりをしているから、最も正確な知識を持つ高森明勅を出さないのだ。

少しは運動色を隠すためか、今日は久能靖氏を登用していたが、生前退位と皇室典範を分けて考えるべきと主張していたのが残念だ。
ノイジー・マイノリティーの産経新聞に配慮したのだろう。

わしはこういう態度は「甘やかし」でしかなく、教育に悪いからダメだと思う。
全国民の中のほんの数%に過ぎない「駄々っ子」に対して、「駄々っ子でも、泣き声がデカいから、なだめるために、こちらも譲歩してやらねばならない」という「甘やかし」の策は、決して教育に良い効果を発揮しはしない。

わしは子供の頃に、容赦なくガツンとかます父親にしつけられたから、そういう「駄々っ子の甘え」は社会では通らないという常識が身に付いた。

産経新聞の論説委員たちや、ここに掲載される識者たちは、よっぽど甘やかす親に育てられたのだろう。
天皇陛下のお言葉を平然と無視して、「天皇より私の意見が正しい」と傲然と言い放つその神経が、理解できない。
「公」なき産経保守!
まさに「公」に叛逆する劣化した産経保守である!

こんな連中に遠慮して、甘やかして、天皇陛下のお気持ちを100%叶えられないなんてことがあったら、日本人として、末代までの恥である!
天皇陛下に叛逆してまでも主張せねばならぬ義があるというのなら、腹を斬る覚悟で言え!
それが日本人の伝統だろう!

 

<関連記事>

天皇の生前退位で右派が内ゲバ! 小林よしのりは日本会議や渡部昇一に「天皇を奴隷化する国賊」と激烈批判

 

 

 

 


天皇アキヒトとリベラリズム 〔Anno Kazuki 怨霊ナショナリズム論(37)〕

2016-08-14 23:09:18 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制
 

Anno Kazuki
さんFBより

怨霊ナショナリズム論(37)天皇アキヒトとリベラリズム
               .

 アキヒトは頑強なリベラルであり、過激右派の安倍政権に危機感をいだき、民主主義をまもる最後の砦となる、という妄想が自称リベラルおよび反安倍政権派だけでなく、左派にさえひろまっている。
               .
情けない。自由も権利も市民が勝ち取るべきもので、だれかからあたえられるものじゃない。しかも「象徴」にたすけられて、ありがたがるというのはどういうことか。...
               .
そもそもリベラリズム(経済思想としての自由主義は除外する)に関する誤解がある。たとえば、朝日新聞はリベラルを任じているだろうが、

朝日が奉じているのはリベラリズムではなく、戦後日本の「良識」にすぎない。その「良識」とは、昭和天皇ヒロヒトの戦争責任を糾弾しないまま、朝鮮戦争の勃発からサイゴン陥落までつづいた合衆国による反共産主義25年戦争のあいだに、復興をとげ、高度経済成長をなした日本の「良識」だ。
               .
合衆国の世界戦略に全面的に協力しながら、一発の弾丸もうたず、一滴の血も流していないとほこる「良識」であり、たんなる欺瞞にすぎない。
               .
同様に、天皇制を認めるリベラリズムなどあり得ない。天皇制はおよそリベラリズムの対極にある。平和憲法の最大の矛盾は第一条にちがいない。
               .
ここでリベラリズムの復習をしましょう。
               .

▽ リベラリズムと保守主義
               .
リベラリズムの源流は18世紀ヨーロッパ社会に生まれた啓蒙主義です。そして啓蒙主義の反動として18世紀の後半に起きたのがイギリスのエドマンド・バークやドイツのヨハン・ゴットフリート・ヘルダーにはじまる保守主義でした。
               .
いま日本では「リベラル保守」などというものがあるそうだから、混乱はいかにもふかい。
               .
啓蒙主義を継承するリベラリズムは人と人をむすびあう理想を訴える。自由・平等・普遍的人権・博愛である。これに反して、保守主義は人と人を分かつ原理を尊ぶ。歴史・傳統・文化・言語・宗教・郷土などだ。
       

人類を分断する原理を奉じるとき、普遍的な価値は意味をなさず、あらゆる価値は相対的なものとなる。人と人を分かつ原理は差別を肯定し、多数派とはことなる人々を分離・隔離・迫害し、やがて虐殺も可能とする。
               .
すなわち、保守主義こそファシズムの源流である。いま日本社会に鎌首をもたげてきたファシズムに対抗できるのはリベラリズムしかない。
               .
人と人を分かつ原理ではなく、人と人をむすび理想がいま求められている。

               .
▽ 玉音放送
               .
アキヒトの「おことば」は平成の玉音放送だった。広報(プロパガンダ)の手法が駆使されている。退位願望のニュースはあらかじめリークされた。おことば放送があると予告があった。
               .
この玉音放送を数多くの知識人が試聴し、感銘をうけている。アンケートによると、アキヒトの要望に理解を示した市民は93%にのぼるという。
               .
ヒロヒトの玉音放送に、あの信じがたいほど醜悪な文言に、ほとんどの臣民が理解を示したこととよくにている。これでは、その凶暴性と破壊力において、ナチズムをもしのぐかもしれない尊皇ナショナリズムがいつ復活しても不思議ではない。
               .
アキヒトはこう言っていたでしょう。「日本の皇室が,いかに伝統を現代に生かし,いきいきとして社会に内在し,人々の期待に応えていくかを考え」と。いきいきと社会に内在する「象徴」とはなにか。すでに象徴を越えた実在ではないか。

               .
また「国内のどこにおいても,その地域を愛し,その共同体を地道に支える市井の人々」という。
               .
傳統・郷土・共同体・同胞とは人と人を分断する原理です。アキヒトはリベラルじゃない。保守主義だ。さらに、架空の傳統である皇統と幻想としての天皇制を守ることを使命と感じている。妄想と幻影のうえになにがなりたつというのか。
               .

▽ 国民の期待
               .
わたしたちにも期待はある。退位や譲位ではなく、廃位にしてもらいたい。天皇制は自分限りで止めにすると宣言してもらいたい。いや、その前に、父親である天皇ヒロヒトの戦争責任を認めてもらおうか。
               .
そうすれば、情けない知識人(新聞をふくむ)たちも議論は避けられなくなる。
               .
天皇制を批判する人びとのなかにも、「天皇制は自然消滅するのが望ましい」という意見があるらしい。現実的かもしれないが、それはそれで、情けない。
               .
天皇ヒロヒトの戦争責任を追求するのも、天皇制を打破するのも、安倍政権を倒すのも、ファシズムに抵抗するのも、わたしたち市民に課せられた責務である。

 

 

 

 


【動画】NHKスペシャル 2016・8/8『象徴天皇 模索の歳月』…生前退位に反対する意見を述べた時、「それは違う」と強く否定

2016-08-10 12:57:51 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制

 NHKスペシャル 2016年8月8日 【象徴天皇 模索の歳月】


生前退位の意向が強くにじむものでした。・・・
今日のお言葉のなかで、みずからの務めのなかで再三ふれられているのが”象徴”という言葉です。



******************


今上天皇ほど、憲法に定める象徴天皇制について真剣に思いをめぐらす者がいただろうか。

 今上天皇が生前退位を唱え出したのは、高齢によりその任務が思うように出来なくなったことにあるが、その事は、取りも直さず、天皇は政治の言いなりになってはいけない、という強い思いがあるからだ。

 その思いは、お言葉が発表された8月8日の夜8時から放映されたNHKスペシャル「象徴天皇・模索の歳月」のなかのエピソードで見事に証明されている。

 すなわち、あの番組では繰り返しあるエピソードが流された。

 高齢化を心配する天皇陛下を心配した宮内庁高官が、象徴天皇であるから何もしなくてもよろしいのです、天皇であり続けるだけでいいのです、国民もそのところは良く理解してくれるでしょう、と、生前退位に反対する意見を述べた時、「それは違う」と強く否定された、そういうエピソードのことだ。

                                 (天皇陛下を怒らせた安倍首相の大失策 2016年8月10日  天木 直人)より引用

 

<関連>

天皇陛下 お気持ちに退位の意向 強くにじむ | NHKニュース NHK 

 

 

 

 


天皇も明仁さんという「個人」です。~人権を認められない天皇という存在 (武田 康弘 )

2016-08-10 00:43:36 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制

http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/13319499649cc1befba4b3b58b31ffe0

思索の日記 

天皇も明仁さんという「個人」です。


武田 康弘 (白樺文学館』初代館長)

1)安倍首相の自民党憲法案からは、すべて「個人」という言葉が消され、ただの「人」に変えられていますが、これは、常軌を逸した異常な思想と言えます。

2) 皇室は、日本最大の旧家として文化的存在として存続すべきであり、
公務を行ういまの天皇制は、主権在民の原理とは矛盾していますので、人権を認められない天皇という存在を許してしまいます。

天皇となる人間の個人的幸福をつくらないシステムは、時代錯誤であり、そういう存在を国民統合の象徴とするのは、異様な思想というほかないです。

皇族も皇族外の国民も共に、豊かな人「個人」になれません。
今回、明仁さんは、「個人」としてと明言していますが、それは、「個人がない天皇という存在」への違和感を表しています。

『個人』という人類が到達した最高度の意識=存在を肯定し前提としない極右(安倍首相ら閣僚の所属する「日本会議」)の思想は、人類的レベルでの犯罪であり、独裁国以外では認められていません。ドイツをはじめ民主政国家では、危険なカルトとして取り締まりの対象です。

 

 

主権の存する日本国民の総意に基づく---時代に合わせ変えていくのは、わたしたちの責任。

2016-08-08 | 社会批評

 いうまでもなく、天皇という名で呼ばれる人も、誰ともかわらぬ一人の人間であるわけです。

 一人の人間にあまりに重たい仕事(日本国民全体を統合する象徴!?というのは、まったく不可能なこと)を負わせるのはおかしいと思います。時代名まで、一人の人間の死で変わってしまう。

 

 近代市民社会の成立とともに、そのありようを改革するのは当然でしょう。

天皇制」のありようを考え変えていくのは、われわれ主権者の意思=自由と責任です。

憲法第一条に、象徴という天皇の地位は、【主権の存する日本国民の総意に基づく】とある通りです。
 

みなで議論すべきことです

 

 

 


天皇が「お気持ち」で生前退位に反対する安倍政権や日本会議へ反論! 象徴天皇を強調して戦前回帰けん制も〔リテラ 2016.8.8〕

2016-08-09 00:15:13 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制

リテラ http://lite-ra.com/2016/08/post-2481.htmlより転載

天皇が「お気持ち」で生前退位に反対する安倍政権や日本会議へ反論! 象徴天皇を強調して戦前回帰けん制も

2016.08.08
kunaichou_160808.jpg
宮内庁「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」より


 本日、公表された天皇自身の「お気持ち」を表したビデオメッセージだが、その中身は予想以上に踏み込んだものとなった。

 たんに高齢で天皇としての務めが十分に果たせなくなる懸念を表明しただけでなく、各地に出かけ国民の傍に寄り添うことこそが象徴天皇の役割であり、単純に公務を縮小するのは「無理があろう」と明言。「摂政」をおくという措置に対しても違和感を表明した。また、昭和天皇の崩御のときに起きた自粛が再現されることへの懸念を示し、大々的な葬儀についても「避けることは出来ないものか」とはっきり意思を表した。

 これは、明らかに安倍政権の周辺から出てきている「生前退位反対論」を牽制する意図があってのものだろう。

 実は7月にNHKが「生前退位ご希望」の第一報を打った際、菅義偉官房長官は報道に激怒し、そのあとも政府関係者からは「生前退位は難しい」という慎重論ばかりが聞こえてきていた。「国務を減らせば済む話」「摂政で十分対応できる」、さらに「天皇が勝手に生前退位の希望を口にするのは、憲法違反だ」という声も上がっていた。

 また、安倍政権を支える「日本会議」などの保守勢力からはもっと激しい反発が起こっていた。たとえば、日本会議副会長の小堀桂一郎氏は産経新聞で「生前退位は国体の破壊に繋がる」との激烈な批判の言葉を発している。

「何よりも、天皇の生前御退位を可とする如き前例を今敢えて作る事は、事実上の国体の破壊に繋がるのではないかとの危惧は深刻である。全てを考慮した結果、この事態は摂政の冊立(さくりつ)を以て切り抜けるのが最善だ、との結論になる」(産経新聞7月16日付)

 安倍政権の御用憲法学者で、日本会議理事でもある百地章・日本大学教授も朝日新聞にこう語っていた。

「明治の皇室典範をつくるときにこれまでの皇室のことを詳しく調べ、生前退位のメリット、デメリットを熟考したうえで最終的に生前譲位の否定となった。その判断は重い。生前譲位を否定した代わりに摂政の制度をより重要なものに位置づけた。そうした明治以降の伝統を尊重すれば譲位ではなくて摂政をおくことが、陛下のお気持ちも大切にするし、今考えられる一番いい方法ではないか」(朝日新聞7月14日付)

 安倍首相の周辺や日本会議が生前退位をヒステリックに否定したがるのは、それが彼らの極右思想の根幹と真っ向から対立するものだからだ。

 そもそも生前退位というのは、江戸時代後期以前の皇室では、しばしば行われていた。ところが、明治になって、天皇を頂点とする国家神道を国民支配のイデオロギー装置にしようと考えた政府は、大日本帝國憲法と皇室典範によって、この生前退位を否定、天皇を終身制にした。「万世一系」の男性血統を国家の基軸に据え、天皇を現人神と位置づける以上、途中で降りるなどということを許すわけにはいかない。終身制であることは不可欠だった。

 それは、この大日本帝國憲法の復活を最終目標にしている安倍首相と日本会議も同様だ。周知のように、自民党の憲法改正草案でも、日本会議の「新憲法の大綱」でも、天皇は「国家元首」と規定されている。彼らが天皇を神話的な存在に戻し、国民支配の装置として再び政治利用しようという意図をもっているのは明らかであり、生前退位を認めるというのは、その目論見が水泡に帰すこととイコールなのだ。

 しかし、天皇は今回のメッセージで、こうした日本会議や安倍首相が狙う戦前的な天皇制復活、天皇の国家元首化をきっぱりと否定した。

 それはたんに生前退位を示唆しただけではない。天皇はメッセージの間、何度も「憲法」「象徴」という言葉を口にした。

「天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました」
「天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます」

 さらに、天皇は「天皇が未成年であったり、重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には」と、天皇を「機能」という言葉で説明した。

 つまり、「象徴天皇」があくまで国民の総意にもとづく「役割」であり、国民の声を聞き寄り添う「機能」を有している必要がある、と語ったのだ。そして、その“日本国憲法下の象徴としての天皇”のあり方を守るために、生前退位の必要性を示唆したのである。

 これは天皇を「国家元首」とする改憲をめざし、「万世一系、男系男子」にこだわる安倍首相や日本会議にとっては、ありえない言葉だっただろう。

 実際、この「お気持ち」表明の後、異常な早口で通り一遍のコメントを読み上げる安倍首相の様子は、明らかに不本意なときに安倍首相が見せるいつものパターンだった。

「安倍首相やその周辺の右翼連中はもともと、天皇陛下のことを『ヴァイニング夫人に洗脳されている、国体の破壊者だ』と言っていたくらいで、天皇陛下のお気持ちなんて一顧だにしていなかった。生前退位や女性宮家の問題もずっと裏で要望を出されていたのに無視されていた。それが今回、天皇に『国民へのメッセージ』というかたちで、問題を顕在化されてしまったうえ、憲法と象徴天皇制のありようまで語られてしまったわけですからね。いまごろ、はらわたが煮えくりかえってるんじゃないでしょうか」(ベテラン皇室記者)

 天皇が今回、この「お気持ち」を公表した裏には、単純に高齢化への不安から生前退位を実現したいという以上に、天皇という存在が皇太子の代になっても政治利用されないよう「日本国憲法における象徴としての天皇のありかた」を伝えておきたいという気持ちがあったと言われている。

 戦前回帰を企図する安倍政権がすんなりと生前退位を認めるとは思えないが、少なくとも国民にはその思いは伝わったのではないだろうか。
エンジョウトオル