NHKスペシャル 2016年8月8日 【象徴天皇 模索の歳月】
生前退位の意向が強くにじむものでした。・・・
今日のお言葉のなかで、みずからの務めのなかで再三ふれられているのが”象徴”という言葉です。
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今上天皇ほど、憲法に定める象徴天皇制について真剣に思いをめぐらす者がいただろうか。
今上天皇が生前退位を唱え出したのは、高齢によりその任務が思うように出来なくなったことにあるが、その事は、取りも直さず、天皇は政治の言いなりになってはいけない、という強い思いがあるからだ。
その思いは、お言葉が発表された8月8日の夜8時から放映されたNHKスペシャル「象徴天皇・模索の歳月」のなかのエピソードで見事に証明されている。
すなわち、あの番組では繰り返しあるエピソードが流された。
高齢化を心配する天皇陛下を心配した宮内庁高官が、象徴天皇であるから何もしなくてもよろしいのです、天皇であり続けるだけでいいのです、国民もそのところは良く理解してくれるでしょう、と、生前退位に反対する意見を述べた時、「それは違う」と強く否定された、そういうエピソードのことだ。
(天皇陛下を怒らせた安倍首相の大失策 2016年8月10日 天木 直人)より引用
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