5月6日付【大恥】安倍首相が「G7はアベノミクスの3本の矢をもう一度世界レベルで展開させることだ」【世界仰天】 - Everyone says I love you !という記事と写真をご紹介します。
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ttp://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/a35b11105a9663b00a541861819af5feより転載
【大恥】安倍首相が「G7はアベノミクスの3本の矢をもう一度世界レベルで展開させることだ」【世界仰天】
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2016年2月に行われた日本テレビによる世論調査。
熊本大地震の被害はそのままに、ゴールデンウィークにヨーロッパとロシアに外遊している安倍首相。
その中で、2016年5月5日のロンドンでの内外記者会見の冒頭にこんなことを言っちゃいました。
『昨今の原油価格の下落は新興国経済に大きな打撃を与えている。過剰設備や不良債権の問題が指摘される中国の景気減速懸念も背景に、年明け以降、世界的に市場が大きく変動し、世界経済の不透明さが増している。世界経済の下方リスクと脆弱性が高まっている。
こうしたリスクに主要7カ国(G7)がいかに協調して立ち向かえるかが主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の最大のテーマだ。G7がリードして世界経済の持続的かつ力強い成長への道筋を示し、政策協調への力強いメッセージを打ち出さなければならない。
なすべきことは明確だ。
アベノミクスの3本の矢をもう一度世界レベルで展開させることだ。
自由な競争から新しい技術革新や付加価値が生まれる。構造改革を進め自由で公正な市場をつくらなければならない。』
メルケル首相と会談する安倍首相の向こうにいるのが、背後霊こと世耕官房副長官。
自分の国でも失敗しているのに、何を言い出すんだ、この人は!(涙)
あのね。
そのアベノミクスとやらで、実質賃金は何十か月も連続で減少し、日本の消費はどんどん冷え込み、実質GDPも減り続けで、日本国内でも完全に失敗して株価も大幅に下がっているのに、世界のどこの誰が真似してくれると思っているんですか。
2015年1年間で5兆円、消費税増税3%分が吹っ飛んだ!今年の株価下落で年金目減りも参院選後までひた隠し!
日本から逃げる海外投資家の日本株売りが止まらない。ブラックマンデー以上の過去最大の売り越し。
総務省の家計調査、実質消費支出が5か月前年比減少。21か月前月比減少。とにかく内需が冷え込んでいる。
安倍政権になってから3年連続で実質賃金が下がりっぱなし!2015年も0・9%減。素晴らしき哉、アベノミクス。
GDPがマイナス1・4%になったのに実体経済は良好という安倍首相と、それをそのまま垂れ流すNHK。
アベノミクスは史上最低の作戦。1人当たりのGDPが民主党政権時代より2割以上減、統計史上最下位に!
ところで、アベノミクスの三本の矢というと
1 大胆な金融政策 2 機動的な財政政策 3 民間投資を喚起する成長戦略
なんですが、3は当たり前だし、1はどこも真似のしようがない黒田バズーカです。
そこで、安倍首相は5月4日にドイツのメルケル首相に2の機動的な財政政策を提案したのですが、メルケル首相からは
「財政出動は私は決してフロントランナーではない」
「構造改革、金融政策、財政出動の3つを一緒にやっていかなくてはならない。財政出動だけではなく、民間投資で引っ張ることも重要だ」
「我が国は昨年、大量の難民を受け入れて国内需要が活性化した。私の考えでは、これは世界経済の発展に多いに貢献したと思う」
ときっぱりと拒絶されてしまいました。
安倍応援団の産経新聞は
『両氏の認識について日本政府同行筋は「両首脳は財政出動、構造改革に否定的ではない。バランスを取ることが重要だという認識で完全に一致した」と指摘した。』
と報道していますが、この日本政府同行筋って、日本のゲッペルス、安倍総理の背後霊こと世耕弘成内閣官房副長官に決まっています。
このまとめはさすがに無理くりすぎだと産経新聞も思ったのでしょう、記事の見出しは
安倍首相、財政出動求めるもメルケル氏と折り合わず 伊勢志摩サミットで引き続き議論
となっています。
もうひとつおまけに、メルケル首相は
「独立した中央銀行の金融政策」
が大事だと、1の黒田バズーカについても釘を刺しています。
このメルケル首相との会談を受けた翌日に、よくもまあ、世界はアベノミクスに学ぶべきだなんてことを言えたもんです。
安倍首相、日本人が恥をかきますので、どうか妄想は脳内にとどめておいてください。
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アベノミクスの終焉、ピケティの反乱、マルクスの逆襲 (さよなら安倍政権) |
友寄英隆 著 | |
かもがわ出版 |
最新刊。
ピケティ・ブームは、格差を拡大したアベノミクスを国民が突き放しつつあることを示している。安倍政権の経済政策を軍事力強化路線を含めて全体的にとらえ直し、マルクス『資本論』の視点もふまえ、経済政策をめぐる対決点を再定義した。
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国民なき経済成長 脱・アホノミクスのすすめ (角川新書) |
浜 矩子 (著) | |
KADOKAWA / 角川書店 |
株価は上昇しているのに、多くの国民の生活は良くならない―。人間の姿が見えない「アベノミクス」は、何の「ミクス」でもないと著者は言う。「アホノミクス」の提唱者が語る、日本経済の現状とあるべき未来像。
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アベノミクスの終焉 (岩波新書) |
服部茂幸 著 | |
岩波書店 |
政府と日銀が紡ぐ「アベノミクスによって日本経済は回復しつつある」という「物語」。しかし、それは真実なのか。異次元緩和の始まりから一年がたった今、いくつもの「つまずき」を抱えたアベノミクスの実態が明らかになっている。政治のレトリックに惑わされることなく、客観的なデータにもとづき、警鐘を鳴らす。
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アベノミクス批判――四本の矢を折る |
伊東光晴 著 | |
岩波書店 |
アベノミクスと称される一連の経済政策は果たして有効か。近時の株価上昇、円安はアベノミクスの恩恵か。第一、第二、第三の矢を順次検討し、いずれも長期不況からの脱却にはつながらないことを明らかにする。さらに第四の矢ともいうべき、安倍政権の真の狙いである憲法改正など「戦後政治改変」の動きもあわせて批判する。
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検証 安倍イズム――胎動する新国家主義 (岩波新書) |
柿崎 明二 (著) | |
岩波書店 |
「美しく誇りある」父のような国家が国民一人ひとりを子のように指導し、守っていくーー。異次元緩和や賃上げ税制など経済政策から教育、憲法改正、安保法制まで、安倍流国家介入型政治に通底するのは「国家の善意」である。その思考と意志を、国会審議や諮問会議議事録など「首相自身の言葉」から探る。
アメリカ大統領候補のクリントン候補からもトランプ候補からも、日本の金融政策が円安誘導だ、不当な為替操作だと文句を言われています。
それなのにG7諸国がみんなでアベノミクスをやったらいいって、先進国がみんな為替操作したら意味ないじゃん。
気宇壮大というより、ここまで行っちゃうと誇大妄想。