異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

東京新聞、覚悟の記事 【社説】麻生財務相発言 このレベルの大臣では 2018.3.31

2018-03-31 22:24:12 | 政治 選挙 

今朝の東京新聞の社説。

地位に恋々とし、事実誤認の妄言を繰り返し、記者を威嚇し恫喝する麻生財務相・副総理にきっぱりと引導を渡す。

未曽有(みぞう)の事態を受けての覚悟の記事。...よくぞ言ったと思う。拍手 

 返す返すも、麻生に代表される閣僚や安倍政権を支える人間たちのおぞましさ。このひとたちが、国民の財産を私物化し、証拠を隠ぺいし、悪を暴こうとするメディアを逆に脅し上げる。とんでもないことです。自分の持っている権力の淵源についての自覚もなく、主権者たる国民に対して、なんら畏れを持たない、これまで生涯をかけて代々にわたって税金をさんざん食い物にして恥じない、最低最悪の世襲政治家は即刻退場してもらいたいです。
                                                                             
永田 浩三元NHKディレクター

 

東京新聞 TOKYO Webhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018033102000166.html

2018年3月31日

【社説】麻生財務相発言 このレベルの大臣では

麻生太郎財務相が「森友の方がTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」と述べた問題は、これまで多々ある暴言の域を超えている。改ざん事件の責任をとり身を引いたらどうか。

 国のトップ官庁で公文書改ざんという前代未聞の不正を許した大臣としての責任をみじんも感じていないかのような傲慢(ごうまん)さである。

 事実誤認に基づく氏の発言は毎度のことだが、当事者意識を全く忘れ、報道機関をおとしめるような暴言は看過できない。

 麻生氏は二十九日の参院財政金融委員会で、学校法人「森友学園」をめぐる新聞の報道姿勢に不満をまくしたてた。

 米国を除く十一カ国による環太平洋連携協定(TPP11)が八日に署名されたことについてのやりとりの中で、麻生氏は「日本の指導力で、間違いなく、締結された」と強調。「茂木大臣がゼロ泊四日でペルーを往復しておりましたけど、日本の新聞には一行も載っていなかった」と発言した。

 続けて「みんな森友の方がTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」と述べた。

 しかし、茂木敏充経済再生担当相が出席した署名式の開催地は、ペルーでなくチリである。署名式の記事は、本紙を含め大手各紙が九日付夕刊や翌十日付朝刊で詳しく報じている。

 三十日の同委員会で批判が相次ぐと、麻生氏は「森友に関し、公文書を書き換える話は誠にゆゆしきことで遺憾の極み。軽んじているつもりは全くない」「森友と比較したのがけしからんという点については謝罪させていただきたい」と釈明に追われた。

 だが、釈明すれば済む問題ではない。公文書を改ざんし、国会で虚偽答弁を繰り返したことはTPP11と同じく重大事である。

 「新聞が一行も報じていない」といった虚偽(ポスト真実)を平気で多用したり、TPP11に比べ大したニュースでもない森友問題を報じ続ける新聞の方がおかしいといった印象操作を繰り返す。

 「ナチスの手法に学べばいい」と発言したこともあるように、国民は簡単にだますことができる、政治家は国民をだましてもいいと考えているのではないか。国民の納める税金を差配する要職を任せるには、とても値しない。

 「平成の政治史に残る事件」(自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長)である。地位に恋々とせず、国民のために潔く、速やかに辞任したらどうなのか。

 

自動代替テキストはありません。 

 

 

 


最新の画像もっと見る