
多部未華子さんの似顔絵を描いてみました。
4色のペンだけで描くシリーズです。
今回は平面的な表現(同じ方向に線をひく)から、立体的な表現(形体にそって線をひく)にしたのですが、どうもしっくりこない。
立体的にカッチリと表現してしまうと、逆に見る側の形体を想像させる要素がなくなってしまう。
なんでもかんでも立体的に表現するのは、自分の美意識には合わないと思いました。
なんだかんだ言って、自分は東洋的思想です。
「どうして東洋は、西洋のように立体的に絵画を表現できなかったのですか?」
という驚きの質問さえネットでよく見かけますが、一般的に見れば、「平面的表現<立体的表現」なのでしょうね。
それが正解だと思ってしまうと、「脳の右側(だけ)で描け」などという方向性に行ってしまう。
西洋では「外面を忠実に再現すれば内面も表現できる」という考えですが、東洋の「内面をそのまま表現する思想」というのはもっと評価されてよいと思っています。
かといって、東洋一辺倒でもダメだと思っています。西洋的な立体的な表現もどこかしらに融合させたいです。
私はジョットの表現くらいまでが好きです。
長くなりましたが、つまるところ失敗作です(^^;
P.S
線は平面的に、光源で立体的に表現してみました。
また描き込みすぎないように、省略もしました。

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