お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

「直観で描く」久本雅美(似顔絵)

2017-02-01 19:36:43 | ・お笑い、落語
久本雅美の似顔絵

モデル:久本雅美

「写実による配置の破壊」
「配置による写実の破壊」
をやったので、
今度は「直観」で描きます。

私の場合は、
「直『感』」だと、写実的なモードに入っていると写実的に、記号的なモードに入っていると記号的になります。
一方、「直『観』」は、その両方を無意識に気に留めている状態で描くことです。
記号的な(配置の)確認もしますが、極力感じさせないように描く場合が多いです。


【制作過程】
直観で描く。


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「配置による写実の破壊」久本雅美(似顔絵)

2017-02-01 19:03:42 | ・お笑い、落語
久本雅美の似顔絵

モデル:久本雅美

一つ前の似顔絵で、「写実による配置の破壊」をやったので、
今度は「配置による写実の破壊」です。

「パーツの配置」が見ることができれば、写実的に見ることも、写実的に描くことも必要なくなります。



【制作過程】
感覚的に、とりあえず描く。

目がはなれていて、つり目。
歯が大きい。
など、特徴を誇張して修正して完成。

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「写実による配置の破壊」久本雅美(似顔絵)

2017-02-01 17:05:59 | ・お笑い、落語
久本雅美の似顔絵

モデル:久本雅美

1)「パーツの配置」による似せ方を壊せないか?
2)写実的な見方のまま、デフォルメできないか?

この二点が課題としてモンモンとしていました。
習作を写実的に描いたときに

「顔から、腕への飛躍」して描く面白さを発見しました。
写実的でも、この「飛ぶ」描き方をすれば、面白くなる気がしたのです。

※「そっくり」というワードを使いたいと思うのですが、私の「そっくり」は、蝋人形のような生き写し「そっくりそのまま」という意味で使います。
似顔絵のパイオニア、小河原先生の使う「そっくり」ではありません。

「そっくりの保険」と私は勝手に呼んでいるのですが、写実的に描いてあれば、パーツの配置がメチャクチャでも、その「そっくりの保険」によって、似てるように見えることがあります。


以前描いた、研ナオコさんです。「目と目の距離の配置」が全く違うのですが、研ナオコさんに見えるのではないでしょうか。

今回の久本雅美さんの似顔絵は、成功しているとは言えませんが、「そっくりの保険」によって見えなくもない状態になっていると思います。



【制作過程】
自分の見方は「写実モード」です。
左目だけを描くつもりで、描き込む。

左眉に「飛ぶ」。

おでこ、前髪に「飛ぶ」。

右目に、「飛ぶ」。

左ほほに、「飛ぶ」。

左耳に、「飛ぶ」。

口に、「飛ぶ」。

鼻に、「飛ぶ」。

右耳のイヤリングに、「飛ぶ」。

首に、「飛ぶ」。

全体を、バランスを考えて、フォルムのグラデーションのように、つないでいく。


写実的な見方しかできなくても、(好き嫌いは別として)デフォルメはできます。
また、(よくも悪くも)配置から解放されます。
「写実による配置の破壊」です。

これができると、
真逆の「配置による写実の破壊」も理解できるようになると思います。

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