3期目へ出馬を表明する久留米氏
5月13日告示、18日投開票の日高川町長選挙(5月28日任期満了)に20日、現職の久留米啓史氏(68)=江川=が3選出馬を表明。「町はまだ20年と若い。住民の皆さんの元気な笑顔にあふれ、40年、50年と将来に向かっていけるような夢のある町にしていきたい」と出馬への決意を述べた。
記者会見で久留米氏は3選目に向け「先の事件で私の任命責任があると伺い、可能な範囲の方に意見を聞く中で、任命責任があるとの意見を聞くことはなかったが、引き際に関する意見はあった」と態度表明の遅れを説明し「それ以上に『今まで頑張って来たのだからもう1期』『このまま逃げてもだめ』との声が多かった。身に余る光栄で、先送りできないと3期目への挑戦を決めた」。事件の落胆から立ち上がり始めている心境を語り「『ここで引くのでなく、元に戻してから引け』との声もあり、しっかり元に戻してバトンタッチができれば」と続けた。
2期目は「コロナのパンデミックという暗い中でスタートし、それが明けるとすぐに事件があり、暗い4年間だった。ただ学校統合などプラスの部分もあった」と振り返り、3期目について「1、2期と目標に掲げた人口維持、住民に優しい町づくり、産業振興、防災、健全な財政の5つを今後も忠実に行っていく。その上で、40、50年と将来に向かっていけるような夢のある町にしていきたい」と決意を述べた。また、人口流出などの課題に触れ、「知恵を絞って、住民とキャッチボールしながらまちづくりを進めていく」。官製談合事件については「すでに二度と起こらない体制づくりに着手している。今後、役場内の組織を変えるなど、段階を踏んで進めていく」とした。
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