山本議長の音頭で主催者、来賓が乾杯
洋上風力推進に意欲を示した世耕代議士
御坊商工会議所、紀州新聞社、日高新報社主催の令和7年新春賀礼会は4日、市内の「花ご坊」で開き、世耕弘成代議士をはじめ管内首長や県議、市議ら政財界から110人が出席。懇親会や抽選会などで和やかに新年の幕開けを祝い、ふるさと発展へ決意を新たにした。
上西一永会頭は「商工会議所の使命、地方創生を実現するため地域企業の活力を引き出し、行政や各種団体との連携を強化することが重要」とし、中小企業の支援を柱としたデジタル化や新技術の導入、地域資源を活用した新たな産業創出に取り組みながら「県や市、町と一体となり『稼ぐ地域経済』の構築を目指して邁進したい」と述べた。
4月に開幕する大阪・関西万博について「日本全体の未来に向けた成長の弾みとなる大きな機会。『いのち輝く未来社会のデザイン』をテーマとした万博が成功し、和歌山県にとっても起爆剤となることを願っています。そのためにも私たちが一丸となって地域の経済を支える使命を果たせるよう汗をかいていきましょう」と呼びかけた。
来賓の世耕代議士は昨年元旦の能登半島地震を振り返りながら「同じ半島として他人事ではない。防災、減災対策をさらに進めなくてはならないと決意を新たにした」、三浦源吾市長は「市民協働によるまちづくりを進め、新しい価値を創造し、持続可能な行財政運営に全力をあげたい」、中村裕一県議は「経済が元気になる御坊をめざし、お手伝いさせていただきたい」と祝辞を述べた。
山本清司市議会議長の音頭で乾杯。懇親会では商品券(5000円分)が10人に当たる抽選会もあり、和やかに歓談し、最後は丸山信仁副会頭の音頭で万歳三唱を行った。
「洋上風力発電は希望の星」
世耕代議士、企業誘致の好機
世耕代議士は、御坊沖などで検討、計画されている洋上風力発電事業について「この地域にとって希望の星だ」と早期推進、実現に強い意欲を示した。
再エネ海域利用法の手続きでは、実現までには国が指定する準備区域、有望区域、促進区域へと段階を踏む必要があり、昨年9月に和歌山県沖2海域が最初のスタートライン「準備区域」に指定された。
世耕代議士は「洋上風力発電は、この地域にとって希望の星だ。この地域がCO2フリー電源の宝庫となることを生かし、大規模な企業誘致を進めるチャンスにしないといけない。そのスタートの一年にしたい」と述べた。
その他の主なニュース
● 仕事始め式で三浦源吾・御坊市長訓示
● 日高、由良、印南、みなべ各町で消防団出初め式
● 6日、日高広域消防年頭訓示式
● 印南町公民館印南分館の初詣マラソンに60人参加