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日裏勝己印南町長、任期満了まで半年切る 〈2015年9月3日〉

2015年09月03日 08時30分00秒 | 記事

日裏町長には各種団体から出馬要請が出されている
(写真は浜区)


 任期満了(平成28年2月23日)に伴う印南町長選挙まで半年を切った。現職の日裏勝己町長(64)は次期町長選への出馬要請を各種団体や自治区から受けているが「残りの任期を全力で取り組みたい」と態度を明確にしていない。しかし1期目でもあり町長選への出馬は既定路線と見られ、9月議会で出馬表明となりそうで、今後は前回選挙で敗れた前職を含め対抗馬が現れるかが注目される。

 日裏町長にはこれまで紀州日高漁業協同組合、町商工会、切目川漁業協同組合、町森林組合のほか、真妻地区区長会(松原、丹生、崎ノ原、皆瀬川、小原、西神ノ川、田ノ垣内、上洞、川又)、元村、浜、蕨野、高垣の4区が出馬要請済みで、新たに2日に切目川地区区長会(宮ノ前、古屋、羽六、樮川、古井、美里)が出馬要請を行い、これで町内33区のうち半数を上回る19区が要請を行ったことになる。出馬要請に対し町長は「大変ありがたいこと」としながらも、次期町長選への対応を質した3月議会一般質問での答弁と同様「残された任期を一生懸命やっていきたい」と2期目への去就について明言は避けている。
 次期町長選まで半年を切った中で出馬表明している人はいない。日裏町長は1期目でもあり、次期町長選への出馬は確実と見られ、9月議会で態度を明確に示し出馬表明となりそうだ。一方、対抗馬の動きは現時点でないものの選挙のしこりはまだ完全には消えておらず、今後、前回現職で涙をのんだ前職の動向が注目されるが、前職が不出馬の場合でも、前回前職を推したグループが擁立に向けて動くことも考えられる。


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日高川町和佐に和歌山南陵高校来春開校へ 〈2015年9月2日〉

2015年09月02日 08時30分00秒 | 記事

来春4月の開校を目指す和歌山南陵高校


 日高川町和佐の南山スポーツ公園隣接地に、来春4月から学校法人南陵学園(静岡県掛川市)が、私立「和歌山南陵高校」を開校する。同地には国際開洋二高校があったが、平成24年度から生徒募集を行わず、休校措置を執っていた。経営母体は、完全に学校法人南陵学園に移行しており、来春から「和歌山南陵」という新たな学校で出発する。全日制で進学、普通、スポーツの3コースを設けるほか、通信制の開設に向けた申請も行っているという。

 南山スポーツ公園野球場の南東に位置する高台にあった国際開洋第二高校は、平成22年度に「国際開洋学園」から経営母体を「南陵学園」に完全に移行した。「国際開洋学園」の名称も「南陵学園」に変更され、静岡県の開洋第一高校は「南陵学園菊川南陵高校」に改名。日高川町の開洋第二高があった施設は「和歌山南陵高校」の校名となる。
 来春の開校が約半年後に迫る中、学園では平成28年4月開校と明記した学校案内も作製。和歌山校の校長を兼務する菊池伸幸理事長ら学園関係者が日高川町に開校のあいさつに訪れるなど準備を着々と進めている。
 和歌山南陵は「全日制」と「通信制」での開校を目指し、学校案内には普通科で「進学」「普通」「スポーツ」の3コースを設け、静岡県の菊川南陵高校と同様に、硬式野球やサッカーを中心に陸上競技や空手などを強化部活動とする方針を示している。両校の野球部総監督として元吉備高校の林宣男氏、和歌山校の監督には兵庫の強豪・報徳学園野球部出身者、サッカー部は菊川校の校長を務める元Jリーガーの金澤大将氏が総監督、監督にもJリーグ関係者の招へいを進めるているという。
 同校が開校する施設にあった旧開洋二高校は、元衆院議員の井脇ノブ子さんが昭和59年に財団法人「国際海洋学園設立準備財団」を設立し、初代理事長に就任。平成2年に日高川町(旧川辺町)和佐の現地に設置が許可され、同年4月に「和歌山国際海洋高校」として開校した。その後、開洋二に校名を変えたが、平成21年の衆院選で井脇さんが落選し、平成22年3月末に理事長を辞職。同年4月、静岡県で介護福祉施設など多方面で事業を展開している学校法人南陵学園の菊地氏が理事長に就任した。


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日高地方トップ切る印南祭、早くもならしが始まる 〈2015年9月1日〉

2015年09月01日 08時30分00秒 | 記事

早くもならしが始まる


 日高地方秋祭りのトップを切る印南祭(10月2日)に向けて、印南町印南の浜区で早くもならしが始まった。印南祭参加の各地区でも9月から始まる。町内では印南地区を皮切りに各地でも10月の秋祭りに備えてならしが始まり、笛や太鼓の祭ばやしとともに季節は初秋へと移っていく。

 浜区のならしは各地区より一足早く29日から始まった。ならしは印南漁港内で行うが29日は小雨が降ったためJA紀州印南出荷場前で行われ、地元青年団(古山博朗団長)やOBらの指導で、太鼓(鈴木蓮清君・印南小5年)や獅子舞(内田早飛君・印南中1年、玉置陽大・同)、へや回し(村上樟真君・印南小2年)を担当する役付きの子ども達が若中らが吹く笛に合わせて、動きやリズムを確認しながら練習に汗を流した。ならしは今月いっぱいまで続き、祭り好きで知られる印南は10月2日の本番に向け、祭りムード一色となる。
 日高地方の秋祭りは印南祭、5日の御坊祭に続いて日曜日、祝日を中心に11月3日の寒川祭、宝神社祭まで続く。


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