ヒロの残日録 

日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ

一杯のコーヒー

2015年03月03日 | 日記
きょうは桃の節句、桃の花言葉は気立ての良さ。

私は珈琲が好きである。

喫茶店、カフェ、コンビニコーヒー、ソリュブルコーヒー、
缶コーヒーと、それぞれ個性があるし、それを味わうのも
楽しみである。
しかし、今や少なくなったが「喫茶店」で飲む珈琲が一番だ。
店主が丁寧にハンドドリップで一杯づつ、つくってくれる
コーヒーは美味い。

喫茶店のコーヒーには思い出が「いっぱい」ある。
1970年頃、好きな女の子と会ってた店、音楽は何故か
「悲しき足音」「悲しき少年兵」がよく流れていた。
マスターが好きな曲だったかも知れない。

当時はコーヒーより紅茶を飲む人が多かったように記憶
している。彼女も紅茶を飲んでいたが、いつからか私と
同じくコーヒーを飲むようになり、「はーい、ひとつネ」
とスプーン一杯の砂糖を、いつも私のコーヒーに入れて
くれていた、甘酸っぱい思い出。
そういえば、彼女と逢わなくなってから砂糖を入れずに
飲むようになった。

月日が経ち、初めてある女性とコーヒーを飲んだ。芳醇な
味がした。後日「あなた、あたしにコーヒーのおかわりを
すすめなかったわね、もう一杯飲みたかったのに。ケチ!」
と言われた、苦い思い出。

この「ある女性」が、いま毎朝コーヒーをいれてくれる
気立ての良い妻である。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログへの訪問ありがとうございます

ブログへの訪問ありがとうございます