〈朝日新聞デジタル〉記事 転載
通販サイトの「¥」表示を見て日本円かと思い購入したら、約20倍の価格となる中国の人民元で決済されていた。
こんな相談が今年に入って相次いでいるとして、国民生活センターが19日、サイトを公表した。
通貨記号の「¥」は日本円だけでなく、人民元にも使われており、センターは注意を呼びかけている。
このサイトは、欧文の文字を書道のように書く技法、カリグラフィーの電子版ガイドブックなどを販売する「Calli-Calli」と称するサイト。
今年1月、SNS上の広告を見た40代の女性がアクセスして、「¥1,680」と表示された商品を選んでクレジット決済で申し込んだ。
ところが、クレジットカード会社から届いた決済の通知メールで、3万2916円で購入したことに気づいたという。
同様の相談は今年1月以降、全国の消費生活センターに約100件寄せられている。
国民生活センターが確認したところ、商品ページのほか、購入の最終確認画面と見られるページでも、「¥1,680.00」と記載されていた。
購入申し込みに至るまでに、「注文概要・クーポン入力」というボタンを展開することで人民元を表す「CNY」の表示を確認できたが、
展開しなくても申し込みが完了できる仕組みだった。
今回のサイトは日本語で作成されており、日本の消費者は日本円だと誤認して購入する恐れがある。
通信販売などを規制する特定商取引法で義務づけられている販売業者の名称や住所、電話番号などは表示されていなかったという。
サイトは現在アクセスができない状況になっている。
センターの担当者は「今後、手口が模倣される可能性がある。消費者は、ネット通販を利用する際は、名称や住所、電話番号などの記載が
あるかどうかは注意して確認してほしい」と話している。
通販サイトの「¥」表示を見て日本円かと思い購入したら、約20倍の価格となる中国の人民元で決済されていた。
こんな相談が今年に入って相次いでいるとして、国民生活センターが19日、サイトを公表した。
通貨記号の「¥」は日本円だけでなく、人民元にも使われており、センターは注意を呼びかけている。
このサイトは、欧文の文字を書道のように書く技法、カリグラフィーの電子版ガイドブックなどを販売する「Calli-Calli」と称するサイト。
今年1月、SNS上の広告を見た40代の女性がアクセスして、「¥1,680」と表示された商品を選んでクレジット決済で申し込んだ。
ところが、クレジットカード会社から届いた決済の通知メールで、3万2916円で購入したことに気づいたという。
同様の相談は今年1月以降、全国の消費生活センターに約100件寄せられている。
国民生活センターが確認したところ、商品ページのほか、購入の最終確認画面と見られるページでも、「¥1,680.00」と記載されていた。
購入申し込みに至るまでに、「注文概要・クーポン入力」というボタンを展開することで人民元を表す「CNY」の表示を確認できたが、
展開しなくても申し込みが完了できる仕組みだった。
今回のサイトは日本語で作成されており、日本の消費者は日本円だと誤認して購入する恐れがある。
通信販売などを規制する特定商取引法で義務づけられている販売業者の名称や住所、電話番号などは表示されていなかったという。
サイトは現在アクセスができない状況になっている。
センターの担当者は「今後、手口が模倣される可能性がある。消費者は、ネット通販を利用する際は、名称や住所、電話番号などの記載が
あるかどうかは注意して確認してほしい」と話している。