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時代小説の王道を描いた「落としの左平治」

2024-12-24 11:48:01 | 日記
紀伊国屋書店で著者:松下隆一「落としの左平治」の新刊が目にとまり購入した。
最近の時代小説は面白さを追求しようとするばかり、過度な戦いを描いた本が多い
ような気がしていた。そんな中、紀伊国屋書店で著者:松下隆一「落としの左平治」
の新刊が目にとまる。手に取りパラパラとページをめくって見たら面白そうな時代
小説だったので購入した。読了後、買ってよかったと思っている。

 物語のあらすじ〈本の紹介文より記載〉
佐々木清四郎、齢十八歳。定町廻り同心となり三年が経つが、いまだ見習い同然の
扱いだ。そんなある日、上役に呼ばれ「左平次預かり」の命を受ける。左平次は、
優秀な廻り方で「落としの左平次」と呼ばれていたが、理由あって引退、今は町人
の身分だという。どうやら亡くなった清四郎の父親の元同僚らしい。早速、娘の亡
骸が運び込まれた番屋で、清四郎は左平次に怒鳴られるが― 厳しくも温かく鍛え
られながら、清四郎は一人前の同心を目指して奔る! 鰻丼、錦糸丼などの美味し
いご飯も沢山登場するノンストップエンターテイメント時代シリーズ。
  

無愛想な落としの左平治と、若くて真っすぐな清四郎のやりとりが何ともよく、実の
親子みたいである。口と態度は悪くても温かく陰で清四郎を見守る左平治。そして、
今後の清四郎の成長も楽しみである。








2 コメント

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楽しみです (かみさん)
2024-12-24 13:06:23
時代小説はあまり縁がなかったのですが、このブログの紹介でいつしか読み始めました。
知らなかった作家もいますが、今ではファンになったりしています。
今回もさっそく読んでみます。有難うございます。
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おすすめです (コーヒーブレイク)
2024-12-24 14:08:24
かみさん、こんにちは。
この本の著者:松下隆一さんはあまり知られていない作家さんですが、
NHKBSで放送の「雲霧仁左衛門」の脚本担当もしています。
あと、単行本の『侠(きゃん)』も面白いですよ。
不治の病を負った江戸で蕎麦屋を営む老店主が人生最後の大勝負に挑みます。
 図書館で借りて読みました。
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