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『SpaceLady愛KO』キャラ・サトー

2009-11-02 12:55:41 | 『SpaceLady愛KO』キャラクター

ソニー・デジタルの会員制携帯コミックサイト「まんちゅ」他で連載の終了しました
SpaceLady愛KO』の各キャラに対する私の思い入れや補足です。


『サトー』

型番KTZ-077、製造から300年以上の年代モノメカです。
賢く優しく正しく乱れず、かつ飄々と軽やかで…という理想的な人格があらわされています。
ルックス&態度的にはひょうきんで、中身のできすぎた理想性とのバランスをとってみました。
登場シーンでは古い言葉ですが、「ボロを着てても心は錦」をイメージ。
見えない錦を見抜く愛koとの出会いを描いてみました。

まだ公開中のサイトがあるので、サトーについては内緒の部分がありますが、
300年というこれまでの長い過去に色々とやっているようですし、
最新のメカに決して劣らない、あるいはそれ以上の高性能ぶりを発揮しています。

工場での奴隷労働中に愛koに買われて冒険に参加するので、人間の身勝手とメカの悲惨の多くを
目にして心を痛めて過ごして来ていますが、それでも明るい絶望感というか、
人間の抱える問題を判っていながらも、前向きな態度で主の愛koに良く仕え、
年の功もあるのか、周りを和ませる生きた知恵を持っています。

前にもブログにアップしましたが、サトーは私の「こんな男性いたら嬉しいな」という
気持ちが込められています。

というか、女には「惚れたら見える、惚れなきゃ見えない男の姿」というのがあると思っています。


「男には非常に公正で理知的で平等で静かな優れた意識が流れている」


相手に愛情と尊厳の気持ちを持てば、感動と共に男性の持つ永遠の特性としての深い美しさが見える。

或いは特に男性というだけではなく、
愛情と尊厳こそが目の前の世界に理知を浮かび上がらせるのかもしれませんが、
たぶんそんな私の幸せな個人的体験も通して創られたのがサトーです。


それと、サトーはメカなのでロボットや機械のことも考えました。

映画やTV内の戦うロボットなどよりは、むしろ家にあるストーブやラジカセなど…
まだ使えるのに故障を直せば蘇るのに経済に合わなければどんどん捨てられていきます。

もし彼らに意識があったとしたら…そんなことを考えていました。

からくり人形、関節人形などにも思いをめぐらせました。
人型ロボットは大昔からずっと人間と一緒にいるのだとも思いました。

それと、全体的な意味では好きなアニメ映画ではありませんが、
「メトロポリス」の印象的なシーンを何度か思い出しました。

人間を守るために何の躊躇も見せず身を挺して盾になって壊れていくお掃除ロボットの姿や
ロボットに仕事を取られて苦しくて彼らを憎しみ破壊する貧しい人たちと、
殺される寸前まで冷静なロボット刑事のシーンなどです。

この世界で優れた意識を持っているのは一体どっちなのだろうか?
そんな風に思ったものです。

そしてまた、人間も一つのメカニズムであるのなら、言葉を持ち、はっきり自分という意識を持っている、
サトーと人間とは何が違うのだろうか?などとも考えました。


私は人間とロボットが殺し合う設定のSFには抵抗があります。
ロボットたちの悲惨な奴隷労働を描いた業の深い私が言うのは矛盾して間違っていますが、
未来には、悪夢を繋げていきたくない想いも同時に持っているのです。
「ドラえもん」みたいな方が遥かに好きです。

未来には知的なロボットと人間とのコミュニケーションがあるだろうと
多くの人の持つ夢を私も見ながら、決して派手ではないけど素敵な活躍をサトーにしてもらいました。


画像は『SpaceLady愛KO』サトー。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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『SpaceLady愛KO』キャラ・愛ko

2009-11-02 01:11:43 | 『SpaceLady愛KO』キャラクター

ソニー・デジタルの会員制携帯コミックサイト「まんちゅ」他で
連載していました『SpaceLady愛KO』が終了しました。

遅れて公開の『ヒトコト』でもキャラが出揃っているので、
各キャラに対する私の思い入れや補足などをアップしたいと思います。


『愛ko』


いつでも真直ぐモノを見る、欠点も含めて正直な女性、
健康的な女性らしさと若々しさが溢れている肉体を描きました。

愛koは理屈や教養ではなく、『自由・平等・博愛』の大切さを本能で知る素敵な女性ですが
何事も一度惚れこむと無条件に信じすぎてしまうきらいがあるようです。


刑務所に入る前の愛koは、バイクグループを率いるリーダー、レーコの片腕として、
地元でブイブイ言わせていた元気なおネーちゃん、レーコを凌ぐほど仲間にも慕われていましたが、
心から信じていたレーコの犯罪計画の囮に利用されて、愛koは逮捕、レーコは大金を手にして
宇宙へ逃亡という設定です。

冒険家に憧れて、サトーとサンドに出会い、仲間になりますが、愛koは天然の目利きのようです。


話には直接関係ありませんが、お腹のベルトは携帯PCみたいなもので、必要があれば、
ネットに繋いだり、耳のイヤリングのマイク機能を使って特定の相手と通信することができます。

彼らの日常はコマ数の都合で多くは描かれませんが、サトーとはいつも仲良し、
サンドとは時に言い争いになったりしています。

愛koと、サトー、サンドの関係性ですが、このマンガの時代設定の社会常識では
メカとクローンは所有する人間の物であり、主人と奴隷の関係です。

工場や戦場などで使われるメカとクローンは、人間との感情的な関わりが殆どありませんが、
愛koやレーコ、ブラッドのように個人に仕える関係性がある場合は、互いに友情がある事も多いし、
特に冒険家たちはメカやクローンと協力しながら危険な旅をするのでチームの結束は大切になります。

愛koも自分が見込んで選んだ仲間として、心を開いて接しています。


画像は『SpaceLady愛KO』愛ko。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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